この透きとおるような花びらの美しさがコスモスの魅力ですね。
一面に咲いて細い茎が風に揺れています。
やはり白い花に心惹かれます。とてもきれいでかわいい白でした。
「さまざまのこと思い出す桜かな」
・・・と詠んだのは、誰だったでしょう。芭蕉だったかな?
秋の桜、と書くコスモスも、記憶の中のすべての秋に咲いていて、そっと思い出と絡み合って優しく揺れているように感じます。
どこか、懐かしさを感じさせてくれる花です。
「コスモスの写真を載せてください。」
と、Mちゃんからうれしいリクエストいただきながら、遅くなってしまいました。
あまり上手に撮れませんでした。コスモスはちょっとした風にも優しげに揺れてしまうので、撮るのが難しかったということもあります。
花とも、タイミングや相性、めぐりあわせがあるようで、なかなかコスモスを撮るチャンスに恵まれませんでした。
たいした写真ではないけれど、気に入ってくれるとうれしいな・・・。
さて。コスモスといえば思い出すのは・・・。
「か細さに コスモス手折る ことできず」
これは、高校生だったときに毎日自転車で一緒に下校していたいーちゃんが作った俳句。国語の授業で作って、投票で一位に選ばれました。
すごく上手だなぁと思ったのと、コスモスの花と彼女のイメージがぴったりだったので、今でも忘れられずに心に残っています。
今は二児の幼子の母になっているはずのいーちゃん。すっかり年賀状のやり取りだけになってしまいましたが、コスモスが咲くと、彼女の作った俳句と共に、高校生だった頃の記憶がよみがえります。
それからやはり、コスモス、といえば山口百恵さんのあの名曲、「秋桜」ですね。
(百恵さんというと、反射的に我らが阿木さん宇崎さん・・・と思ってしまいますが、この曲はさだまさしさんの曲だそうですね。)
♪こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさが浸みて来る
明日嫁ぐ私に苦労はしても
笑い話に時が変えるよ
心配いらないと笑った
あれこれと思い出をたどったら
いつの日もひとりではなかったと
今更乍(なが)ら我侭(わがまま)な私に
唇かんでいます
・・・・
ありがとうの言葉をかみしめながら
生きてみます私なりに
・・・・
歌詞を一部抜粋してみましたが・・・。
たった数行の短い詩の中に、優しげに揺れる秋桜と、小春日和の中の母と巣立つ娘の姿が浮かび上がり、なんだか涙ぐみたいような思いになります。
小春日和・・・って、優しげな語感の美しい言葉ですね。
二番の歌詞は初めて読みましたが、いい歌詞ですね。
うちの元気で若々しい母の姿とはちょっとタイプの違うけれど、「昔ながらの日本の母親」像には、DNAが反応して、やはり郷愁を覚えます。
(むしろ、祖母を思い出すのかもしれません。)
秋の光はなんだかすこし物寂しくて、そして優しくやわらかくて・・・。
そんな日だまりに揺れているコスモス。
みなさんは、コスモスでどんなことを思い出しますか・・・?
comment
春なのにコスモスみたい~~♪
次にYumingの『挽夏』の歌詞です。
ゆく夏に名残る暑さは
夕焼けを吸って燃え立つ葉鶏頭
秋風の心細さはコスモス・・
この後の歌詞も好きです。
marさんに感化され、私も通勤途中のコスモスの群れを写真におさめました。
さて、コスモスに関してたとえば幼年時代の思い出などとかは、特にないのですが、学生時代にゼミの合宿で九月に長野に行った事がありました。関東ではまだコスモスどころか残暑きびしいのに、そこではすでに咲いていたのを思い出しました。北国のコスモスは都会の喧騒から静かな澄んだ世界に誘う感じがしますね。
ところで、コスモスの花ことばは、「調和」、「真心」だそうです。マルさんのブログの性格に当てはまるのではないですか?
ありがとうございます!
わーい(*^-^*)
素敵な写真ですね♪
最近marさんの写真で四季を感じています。
祖母を思い出します
幼い頃とても『おばあちゃんっ子』でしたが
私が小学校一年生の時に亡くなりました
まだ幼すぎて、死ということが実感できず
葬儀の間は、めったに会えない親戚に会った事に
はしゃいでたのですが
葬儀が終わって通常の生活に戻って最初の日曜日の朝
目が覚めた時に突然
「もうおばあちゃんに会えないんだ」って思って
1人お布団で泣いてました・・・
今もコスモスはちょっと切ない花です・・・
お友達に作った俳句・・・素敵ですね。
秋を感じますね。
なんだか・・・可愛いヒロくンとだぶります。
母も随分回復してます。祈ってくださって、有り難うございます!!!
marさんもケガが病気がありません様に!!
コスモスに表情があるとしたら
それを見事に捉えた写真ですね!
微笑んでいたり、風に身をまかせることが
なんとも楽しげだったり・・。
そんなコスモスの気持ちまで伝わってくるような
写真・・。
一枚目の淡いピンク(薄紫?)との
グラデーションには「なぜ、そんなに淡く、
きれいなの?」と問いかけたくなりますね・・。
いーちゃんの俳句は素晴らしいですね・・!
季節感と自然に対する優しい気持ちと
ちょっぴりの切なさが折り重なって
小さな世界観をかもし出しているように
感じます・・。
そのときの気持ちと情景が浮かんでくるようですね・・。。
こんな素敵な俳句を作り上げるその才能を
うらやましいな~って思います・・。
素敵な感性ですね・・。
やはり秋桜といえば、私も
さだまさしが作詞作曲した、その「秋桜」を
思い出します・・。
今でもときどき車に乗っているときや
お風呂で口ずさむときがあるほどですよ!
この曲が流行っているときは確か中学生くらいだったかな・・。
詩がとても素敵だなと感じていました。
アルバムを開いて
改めて母親の愛情のありがたさを
かみしめるように感じた感謝の気持ちを
きれいな言葉に綴ったおだやかな歌ですよね・・。
小春日和・・。
本当に心が和む言葉です・・。
好きな言葉だな~!
今日もそんな日ですね・・。
もしも女の子が生まれたら
日和(ひより)って名付けようかなって
思っていたくらいです・・。
そうそう、さだまさしの母親に対する
気持ちを唄った歌に
「無縁坂」がありますね・・。
ご存じですか・・?
僕が大好きな曲です・・。
この曲もときおり、今でも口ずさんでいます・・。
気持ちを込めて歌っていると
涙が自然と落ちるほどです・・。
ホントなぜか涙がこぼれます・・。
こうした親子の絶妙な気持ちを
素敵な詩に出来る感性にただただ、
脱帽!です・・。
優しい日差しと、風に揺れる秋桜・・。
秋という季節がありがたいな~って
感じるひとときですね・・。
遠い大学時代、「コスモスに寄せるノクターン」というメロディーを作った記憶があります。
こんにちは!ヽ( ´ ▽ ` )ノ ♪
コメント本当にありがとうございます。嬉しいです。
お返事遅くなってごめんなさいね。
「春なのにコスモスみたい~~♪」の歌、知りませんでした!
ユーミンの歌も・・・。(;´ー`)ゴメンナサイ。
でも、詩的な素敵な歌詞ですね!!
教えてくださってありがとうございます。
聞いてみたいなぁ。
コスモスの写真、素敵に撮れましたか?
写真撮るの、とっても楽しいですよ。花と向きあうひとときは、すごく幸せな時間です♪
デミアンさん、「調和」「真心」、とっても素敵な良い言葉ですね!!
ありがとうございます。
そんな風だったらとっても嬉しいなぁ・・・。
大学時代の合宿・・・といえば、あの美しい湖の畔ですね!!(*'ー'*)ふふっ♪
懐かしいなぁ・・・。
あの時、デミアンさんが撮った美しい写真、見せていただいた記憶がありますよ。
湖の手前に、朝露に濡れた稲か芦(?)が光っている写真だったような気がします・・・。
またぜひ訪れたいなぁ。
キバナコスモス、というのですね。車の運転中に何度も見て心惹かれながら、写真を撮るチャンスを逃していました。
デミアンさんの撮った秋の写真を見せていただくのを楽しみにしています。
12月はお目にかかれるかなぁ?
今、『車輪の下』を読んでいます。実はこれが一回目!ヘッセファンを名乗りながらまだ読んでいなかったとは、自分でもあきれていますが、すっかり虜になっています。
わ~い!季節を感じてくれたならとっても嬉しいです!
実は、いっこ上の記事の白い花は、スタジオのすぐそばで撮ったもの。
結構きれいな花があちこちで咲いているんだよ。
またぜひぜひリクエストしてね!
大歓迎だよ~。
一人でお布団の中で泣いていた小さなalexさんを想像して、愛おしい気持ちになりました。
子供にとって、「死」というのは、とても不可解でありながら、大きな恐ろしいものですね。
でも、コスモスをお好きだったおばあさん・・・。
alexさんがコスモスを見ておばあさんを思いだしてくれることを、きっと喜んでいらっしゃるでしょうね。
大切な思い出を教えてくださってありがとうございます・・・。
おばあさんが亡くなって、でも、毎年コスモスは咲いて、そして、alexさんの心にはおばあさんの思い出が、花と共にあたたかく揺れるのですね。
おかあさまのお怪我が回復しつつあるとうかがってとても嬉しいです。
大きな骨折は、その後怪我が治っても、私の祖母の場合は歩くことに対してちょっと臆病になってしまったということがありました。
これから、リハビリの中で、怖れずに無理せずに、お元気に歩けるようになるまで回復なさることを、心からお祈りしていますね!!
私も、小さなもの、かわいいもの、愛おしいものを見ると、ヒロ君やうちの犬猫を思い出します。
ヒロ君のこと、心にかけて下さってありがとうございます!!
元気に大きくなって欲しいなぁといつもいつも思っています。
こちらはだいぶ寒くなってきましたよ!
さるしおんさんも、どうぞおからだ気をつけてくださいね~!
(*^ー^)ノノ♪
自分では、なんだかたいした写真が撮れないなぁ・・・と、花の美しさを前にがっかりしていたのですが、そのように誉めていただいて、すごく嬉しいです。
調子に乗ってしまいます♪
一枚目は、まぁまぁきれいにとれたかなぁ・・・。
花そのものの美しさは、レンズにはおさまりきらないのかもしれませんね。
でも、やっぱり、いまだにとることが楽しくて、ちっとも飽きません。
秋は、紅葉が美しかった・・・。
これから冬は、植物が春に芽吹くまで、いったん小休止で命を蓄える季節・・・。
木々も葉を落とし、花も、少なくなります。
いったい何を撮ることができるのでしょうね・・・。
takashiさんは、あのすごいカメラでどんな写真をお撮りになるのでしょう?
二人のかわいい天使の笑顔は、年中無休!ですね。
冬の朝の空の澄んだ美しさは格別ですね。
空の写真でも撮ろうかなぁ・・・。
きっと、何かしら美しいものを見つけられるのだろうなぁ・・・。
カメラを持って世界を見つめると、これまでは気付かなかった美しさが見えてくる。
それがおもしろいですよね。
さだまさしさんの詩の世界は、人の心にしんみり染みこむような優しく懐かしい情緒がありますね。
無縁坂・・・聞いたことがあるような、ないような・・・。
今度聞いてみたいと思います!
「コスモスに寄せるノクターン」・・・!!
すごく素敵なタイトルですね!
あしさん、本当に芸術的な感性にすぐれていらっしゃる!
ぜひ聞いてみたいなぁ。
コスモスは、実は、美しい花びらを、空を透かすように撮りたいと思ったのですが、うまくいきませんでした。
一輪に、もっともっとより近づけるマクロレンズでいつか撮ってみたいなぁ・・・。
trackback
http://lunasolmilcoco.blog68.fc2.com/tb.php/198-d62cbb03