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2008/02/07 (Thu) earth

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2月最初の日曜日に降った雪。
ベランダの手すりにも、こんなに雪が積もりました。


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私の部屋から見える景色。
木々にびっしりと雪がついて・・・まるで樹氷のようでした。

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雪の翌日は青い空。
雪が光を反射して、いつもより世界がまぶしく見えました。

★映画「アースearth」

昨日、このブログのコメント欄でnishiちゃんが薦めてくれた映画「アースearth」を見てきました。
公式HP http://earth.gyao.jp/
yahoo映画 http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/earth/main_logo.jpg

*ストーリー
50万年前、まだ若い地球に巨大な隕石が衝突した。
その影響は大きく、地球の地軸は23.5度も傾いてしまう。
しかしこの傾きがあったからこそ、地球には四季のうつろい、寒暖の差、
そして生命が生み出されることになったのだ。
そんな傾きと太陽の光が作り上げた地球の姿を、
北極から南極へと旅をしながら見ていこう。
まずは北極に住むホッキョクグマの親子の様子から……。

*簡単な感想

もう、この壮大な美しい映像を前に、言葉などは吹き飛んでしまいます。
圧倒的な映像美。
私たちの生きる地球とは、水と緑と光の星。
生命を育む美しい星なのだということをしみじみと見せてくれます。
そして、今、深刻な危機に陥っているのだということもまた、突きつけられます。

すべては現実の映像、ドキュメンタリーです。
2匹の子供を連れたホッキョクグマのおかあさんのエサを求めての命がけの歩み。
どこまでも拡がる雪に覆われた針葉樹林の森。
大地を覆い尽くすほどのトナカイの群れを追いかける白いおおかみ。
ヒマラヤ山脈を越えようとするアネハヅルの必死の羽ばたき。
雪が溶け、大地から小さな緑が芽吹き、スズランが咲き、水仙が咲き、紫の花が咲く・・・。咲いては朽ちていく花々の生命。
桜の花のつぼみの開花する瞬間、それが緑になり紅葉し、落ち葉する・・・。時の流れ。
巣から飛び立とうとするおしどりのヒナたちの愛らしさは格別!
落ちたヒナを受けとめる広葉樹林の森のフカフカとした落ち葉。
美しい極楽鳥のユニークな求愛ダンスに思わず拍手と笑い声。
豊かな水をあふれさせる巨大な滝、熱帯雨林のジャングル。
一方で、砂漠は地表の3分の1を越え、年々拡がり続ける。
その中で乾きに苦しみながら水を求めて長い旅をする象の列。
子供の象は乾いた砂嵐に襲われ続け目も見えなくなり、木にぶつかり、時に倒れながら、それでも母象について体力の限界を超えて歩いてゆく。
その果てに辿り着く、砂漠のオアシス!!
ザトウクジラの親子もまた、エサを求めてはるかはるか南極近くまで、遠い遠い旅を続けていく。
南極の夜空を
、美しいオーロラが幻想的に彩ります。
そして、もう餓死寸前まで追いつめられたオスのホッキョクグマは、エサをとることに失敗した果てに、命の限界を悟り、静かに氷の上に横たわり、目を閉じてゆく・・・。

とにかく、もう、言葉が出てこない。
自分の生きている日々の世界を越えて、地球という大きな生命体が大きな宇宙の中で、息づいて日々生きているのだということを感じます。
太陽、そして水。
そこに緑が生まれ、生命が育まれる。
・・・自分の視野がいかに狭くなってしまっていたかということに気付きました。

映画の持つテーマが大きすぎて、すべてをダイジェストで見ているような歯がゆさはあります。
もっと、もっと、見ていたい。
ホッキョクグマのことだけでも、象のことだけでも、どの場面ひとつ取ってもそれだけで、きっとひとつの映画になるでしょう。
どの動物も、幼い子供の命を守ることに必死でした。
どの場面も、一瞬でも、圧倒的な迫力といのちの真剣さと美しさに満ちています。
主人公はまさに、タイトルの通り、「地球」です。

アムールヒョウは、もうすでに40頭しかいない。
象も、大地の乾きに苦しみ、死んでいく。
そしてこのままいけば、2030年にはホッキョクグマは温暖化によって溶けた氷のために、エサ場を失い死滅してしまうそうです。
さまざまに考えさせられます。

このままいけば、遠くない未来に、人間の愚かさを主な原因として生物は次々に死滅してゆくのでしょう。
そして、暴力を武器に生きた恐竜のように・・・絶滅していくのかもしれません。
人間は自業自得であるにしろ、映画で見た動物たちがまず第一の被害者になっていくことが苦しくてつらい。
ホッキョクグマは、なんだか、私の愛犬ココに似ていました。

この映画が私たちに訴えているのはまず、
「この豊かな生命の息づく美しい地球環境をまもっていこう!!」
ということでしょう。
それは確かに伝わり、責任の重さを痛感し、自分のできることは何だろうと考えました。

でも、それと同時に、なぜでしょう、すごく、癒されるのです。
自分自身の悩みなど、地球の生命の息吹の流れ全体の中で見たらちっぽけなものだと。
自分の命も、どこかでこの瞬間もひらいて朽ちる花のように、生まれて死んでゆく動物のように、大きな大きなものの一部なのだと、そんなことを感じられたからでしょうか…。

もしよかったら、ぜひ、オススメします!
どうぞ見て下さいね!
そして、この映画を薦めてくれたnishiちゃんに、あらためて感謝です!

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2007/02/19 (Mon) 映画「ウォーク・ザ・ライン」

映画「「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」
★★★☆☆

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☆以下の「作品について」はこちらより引用
http://www.amazon.co.jp/b/ref=gw_br_dvd/503-2585183-7243143?%5Fencoding=UTF8&node=561958

<キャスト&スタッフ>
・ジョニー・キャッシュ…ホアキン・フェニックス
・ジューン・カーター…リーズ・ウィザースプーン

監督・脚本:ジェームズ・マンゴールド

Amazon.co.jp
   アメリカではカリスマ的人気を誇ったカントリー歌手、ジョニー・キャッシュの生涯を描く。一応、「カントリー」とジャンル分けされているが、彼の歌の本質は「反逆」。あくまでもロックの精神だ。演じるホアキン・フェニックスは、本人を彷彿とさせるパワフルな歌唱力で観る者をグイグイと引っ張っていく。同じ歌手で、ジョニーの愛したジューン役、リーズ・ウィザースプーンも同様に、見事なボーカルを披露。ふたりの共演ステージなど、とにかくライブシーンがすばらしい。ジョニーは2003年に亡くなったが、ホアキンが演じることは快諾していたという。
   ミュージシャンの伝記ではあるが、作品の本質は純愛ストーリー。妻子がいるジョニーが、ジューンへの愛をひたすら育む十数年が描かれるのだ。離婚の傷を引きずり、なかなか愛に応じられないジューン。ふたりの愛は、手に入らないからこそ宝石のように輝いていく。ドラッグに溺れ、慰問した刑務所でのライブが話題になるなど、波風の多いジョニーの人生だが、ひとつの愛を貫いた姿に十分共感できる。(斉藤博昭)

<ポイント>
●2006年ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門で作品賞・主演男優賞・主演女優賞の主要3部門受賞!
●本年度アカデミー賞主演女優賞受賞!
●1950年代にプレスリーらと共にロカビリーの黄金時代を築き上げた伝説のシンガー、ジョニー・キャッシュの真実を描く。
●運命の女性ジューン・カーターとのドラマチックな愛の軌跡と、挫折からの奇跡のカムバックを描いた感動のドラマ。
●劇中のジョニーとジューンの歌のシーンはすべて、主演二人による吹き替えなしの迫真の演技。

☆とても簡単な感想

 すごく評価された映画のようだけれど、私にとっては、あまり・・・面白くなかったし、長く感じた。
それは、モデルとなった「ジョニー・キャッシュ」に思い入れがなかったから、という理由だけではないように感じる。子供時代は生き生きと描かれていたのだけれど、大人になってドラッグ中毒になってからウダウダ・・・が長すぎたように思う。

 ヒロイン役を演じたリーズ・ウィザースプーンは、この映画で演技派女優への道を歩みだしたのかもしれないけれど、私にとってはむしろ、B級ラブコメディー映画の「キューティ・ブロンド」(
http://www.foxjapan.com/movies/cutieblonde/)でエルちゃんをやっていたときのほうが何倍もよかった。活き活きとかわいくて魅力的で・・・。(この映画「キューティ・ブロンド」は侮る泣かれ!最高にハッピーな気持ちになれる、ばかばかしいけどすばらしい映画です!)


2007/02/19 (Mon) 映画「シカゴ」

映画「シカゴ」 2002年 アメリカ ★★★☆☆ 

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★この作品について

監督:ロブ・マーシャル
出演:レニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギア

ボブ・フォッシーのブロードウェイの名作ミュージカルを豪華キャストで映画化。
第75回アカデミー賞で最優秀作品賞ほか6部門を受賞。
スキャンダルを逆手に取りショーダンサーとして人気を得る二人の女性と、その運命を握る敏腕弁護士の、愛と欲望が華麗に交錯する物語。


★とっても簡単な感想

これぞ、ミュージカル!!
これぞ、エンターテイメント!!
ブラボー、ブラボー!!!!
と、文句なしに手放しで言いたくなる映画。

・・・すごく楽しい、歌も踊りも一流!展開も早く、すごくよくできている、面白い!!
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、すごく華があってスタイルが良くて、歌も踊りも抜群、顔も私の好みだし、これは本物のスターだなぁ・・・!!
そして、レニー・ゼルウィガー!私の「ブリジット・ジョーンズ」が実はこんなにほっそりしているなんて!そして、こんなに歌や踊りができるなんて!という楽しい驚き。
ハリソン・フォードのタップもなかなかのもの、敏腕な弁護士役を熱演している。
本当に「映画って、ミュージカルって、楽しい!」と心から思わせてくれる映画。

・・・でも、深く感動はしない。
(そういうことを目的とした映画ではないのだからそれで良いのだろう。)
これは、ストーリーの内容に対する私の好みだから仕方がない。
「生涯の一本」にはなり得ない映画だけれど、でも、人に楽しい時間を確実に与えてくれる、という意味では本当に、良くできた素晴らしい映画だと思う。

この映画を見たのは二度目。一度目は映画館の大きなスクリーンで、だった。
すごく迫力があって、これぞ、アメリカの「ザ・エンターテイメント!」だと思った。
舞台で生でこれを見てみたいなぁ・・・と思った。

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キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
女優として神に選ばれた美しい人。
セクシーでかっこよくて、すごく素敵!


2007/01/08 (Mon) For Wedding

映画 「フォー・ウェディング」 1994 イギリス
評価:★★★☆☆
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●感想

「ノッティングヒルの恋人」で、ヒュー・グラントのラブコメはなかなか良いなぁと思っていた私ですが、これはいまいちでした・・・。
さまざまな友人の結婚式に出席しながら、自分の本当の運命の相手を求め、結ばれるまでを描いた話。期待して見たのですが。
ヒロイン(確か「グリーンカード」という映画で主役だったような。その時のほうが好感持てました。)に感情移入できなかった(好きになれなかった)のも、いまいちと感じた一因かも。
「あなたは私の32番目の男よ・・・。」って、・・・・ねぇ。ひきまくりです。
でも、唯一、私が画面に張り付いたのは、ヒューの演じる主人公自身の結婚式のシーン。
結婚式の直前まで「本当に自分はこの相手と結婚していいのか。」と悩みに悩みまくって、誓いの言葉を言うシーンで、「自分は迷っている。自分が本当に愛しているのはこの人じゃない。」と言ってしまい、花嫁に殴り倒される場面は衝撃でした。
誰もみな、迷い無く、固い決意を持って、結婚式に臨まなくてはいけません・・・・・・・・。
そうでなければ、やっぱり失礼だと思う。でも、自分の心に嘘をついて、そのまま結婚する方が、やっぱり失礼なのだとしたら、あれでよかったのかなぁ・・・。
もっと早く気付けばいいのに。
まぁ、でも、最後はみんながハッピーエンドになって結ばれるべき人と結ばれて収まるところに収まったのは救いでした。

・・・私の感想もいまいち冴えないな~。次は面白い映画を見たい。

以下の情報は、「キネマ旬報DB」http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/より。

●解説
4つの結婚式と一つの葬式をモチーフに、真実の愛を見つける男女の姿をコミカルかつロマンティックに描いたラヴ・ストーリー。ロンドンでの豪華な式、カントリーサイドでの自然の中での式、スコットランドでのトラディショナルな式など、イギリス各地でロケーション撮影された、数々の英国式結婚式の風景が見もの。監督は「白馬の伝説」のマイク・ニューウェル。脚本とエクゼクティヴ・プロデューサーは「彼女がステキな理由」のリチャード・カーティスで、11年間に65回もの友人の結婚式に出席した経験に基づき、「これまで無駄にした土曜日への腹いせに」脚本を執筆したという。製作は「ダーククリスタル」などでジム・ヘンソンのパートナーを務めたダンカン・ケンウォーシー。撮影はマイケル・コールター、美術はマギー・グレイ。音楽はオリジナル・スコアをリチャード・ロドニー・ベネットが書き、ウェット・ウェット・ウェットの主題歌『愛にすべてを』ほか、エルトン・ジョンなどの挿入歌が全編を彩る。主演は「日の名残り」のヒュー・グラントと、「バッド・ガールズ」「ショート・カッツ」と出演作が相次ぐアンディ・マクドウェル。

●ストーリー
※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
チャールズ(ヒュー・グラント)は生粋のイギリス人気質が災いして、自分の気持ちを素直に表現することの苦手な32歳の独身男性。ハンサムでリッチで、女性にもモテるのに、隣にいる女性が本当に生涯を共にする相手なのか自信が持てず、結婚となると逃げ腰になってしまう。ある日、友人の結婚式に招かれた彼は、アメリカ人女性キャリー(アンディ・マクドウェル)と出会う。才色兼美でチャーミングな彼女の魅力にまいった彼は、ひと目で恋に落ちる。さっそく果敢にアタックし、幸運にも彼女とベッドを共にした。翌日、彼女は帰国する。チャールズは再び友人の結婚式でキャリーと再会したのを喜んだのも束の間、彼女からフィアンセを紹介される。愕然とする彼に追い打ちをかけるように、結婚を迫られて別れたばかりのヘンリエッタ(アンナ・チャンセラー)に泣きつかれたのをはじめ、パーティは悪夢と化す。キャリーの誘いでパーティを抜け出した彼は、再び彼女とベッドインする。しばらく後、街で偶然、キャリーに再会した彼は、彼女のウェディングドレス選びに付き合わされる。2人はお互いの恋愛観を語り、チャールズは初めて彼女に愛を告白するが、全ては手遅れだった。キャリーの結婚式の当日、年長の友人ガレス(サイモン・カラウ)が突如倒れた。葬式の席で、同性愛の恋人マシュー(ジョン・ハンナ)の弔辞が響く。それはこの世で結婚を許されなかった彼の、愛の誓いだった。チャールズは、結婚とは何だろうと思い悩む。彼は迷いを捨てて、ヘンリエッタとの結婚を選んだ。ところが、式の当日5分前に現われたキャリーが、彼に離婚したと告げた事から、チャールズの心は再び激しく惑わされる。とうとう彼は式の席上で、結婚の誓いを破棄してしまい、チャールズはヘンリエッタに殴られて式は閉幕。彼はキャリーに今度こそ結婚を申込むと彼女も承諾し、2人はついに
結婚した。


2007/01/05 (Fri) 赤ちゃんの逆襲

映画「赤ちゃんの逆襲 (DVD) 2004.フランス

評価:★★☆☆☆
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とってもくだらなくて、ばかばかしさ加減が面白いフランス映画だった・・・。
大好きな映画「アメリ」に通じる”フランス映画らしさ”は、とても色濃くあって、雰囲気としては嫌いじゃない。

自分を死に至らせた男を恨みながら、転生しその憎き男の子供として生まれてきた赤ちゃん。
そうとは知らずに父は息子をひたすら可愛がる。
でも、赤ちゃんは、とにかく父を困らせるためにひたすら頑張る。
脇役もそうとう個性が強くて面白い。
憎たらしいはずの赤ちゃんだけれど、赤ちゃんって、やっぱり何をやってもカワイイ。
そこがこの映画の救いかなぁ・・・。

でも、きっと、もう一度見ることはないでしょう。
だって、まったく感動しないんですもの・・・。
一応、見た、という記録に書いておきます。


2007/01/03 (Wed) リトル・ランナー

映画「リトル・ランナー (2004・カナダ) ★★★★☆
http://c.gyao.jp/movie/little-runner/


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●作品の内容
Amazon.co.jp

   舞台は1953年。カナダのカソリックスクールに通う14歳のラルフの難病の母が昏睡状態に陥ってしまう。奇跡でも起きない限り、母は目覚めないと言われた彼は、その奇跡を自力で起こしてみせると決心。神父が生徒に向かって「君たちがボストンマラソンで優勝したら、奇跡だ」と言った言葉を受けて、ボストンマラソンに優勝して、母を助けようとする。
   難病の母と息子の物語と聞くと、ピュアでけなげな少年を想像するが、この映画の主人公ラルフは、ボストンマラソンに挑戦するまでは、落ちこぼれの問題児で、トラブルメイカーだというキャラクターがユニーク。彼がプールで起こした事件は大爆笑もの! 演じたアダム・ブッチャーが落ちこぼれ少年の一面と母親思いのけなげな少年の一面を愛嬌たっぷりに演じたおかげで、ユーモアと感動のさじ加減が絶妙の作品に仕上がった。(斎藤 香)


●感想

期待しないで気軽に見始めて、次第に心にじんわりと感動がこみあげた。
大作!・・・ではないけれど、新年はじめに見るにふさわしい、明るい希望が心の中に湧き上がる映画。
ひたすら走る人・・・って、とてもいたいけで、けなげで、強くてピュアだ。
(そういえば昨日今日は、箱根駅伝もありましたね。スポーツはあまり見ないのですが、最後だけたまたま見て、ゴールした時のそれぞれの想いに、思わずもらい泣きしそうになりました。)

ほんとうに大切なもののためなら、人間って良い方へと変わっていかれるし、成長できるし、どこまでも頑張るパワーが沸いてくるのだなぁ・・・。

真剣に心から祈ること。
奇跡を信じること・・・。
なかなかたやすいことではないけれど、でも、だからこそ、それができた時には神さまは裏切らない。
「求めよ、さらば与えられん。」
というのが、この映画のテーマだと思った。
この映画では、神さまはサンタクロースの服を着た普通の、親しみやすいお兄さんだった。
きっと、そう。遠い天に鎮座ましましているお偉い方ではなく、そうやって、本当にすぐそばにいて、「がんばれ!オレがついてるよ!!お前ならいける!」って励ましてくれている存在。

ダメ少年だった彼が、奇跡を信じ、ひたむきに走ることによって、成長していく。
少年の走る姿が、教会のステンドグラスのキリストを見上げる聖人たちの中の一人へととけ込んでいくラストシーンが好きだ。
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「私も、精一杯、ひたむきに頑張ろうっと!」・・・と、素直に思わせてくれた映画だった。

(ちなみに・・・この映画とよく似たタイトルの「リトル・ダンサー」、最高にいい映画です!!どちらもいい映画だけれども、点数をつけるなら、私にとっては「リトル・ダンサー」の方が、上かな。)


2006/12/22 (Fri) 武士の一分

★ 映画 「武士の一分 (2006日本)★★★★☆
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譲らない心。譲れない愛。
人には命をかけても守らねばならない一分がある

●作品紹介
藤沢周平原作・山田洋二監督の時代劇三部作の最後を飾る作品。
三村新之丞(木村拓哉)は、最愛の妻・加世(檀れい)、父の代から仕える中間の徳平(笹野高史)と、つましく暮らす海坂(うなさか)藩の下級武士。「早めに隠居して、子供がたに剣を教えたい」と夢を語る、笑いの絶えない平和な日々は、藩主の毒見役をつとめて失明した日から暗転する。昨日まで気が進まないとこぼしていた役目すらもはたすことがかなわない。絶望し、自害しようとする新之丞を加世は必死に思い留まらせるが、愛する夫のため、口添えを得ようとして罠にはまり、番頭・島田藤弥(坂東三津五郎)に身を捧げてしまう。その行為を、夫婦の契りを絶つ裏切りと感じた新之丞は、加世に離縁を言い渡し、復讐を誓う。しかし仇敵・島田は藩内きっての剣の使い手。新之丞の無謀な果し合いに勝機はあるのか、失われた夫婦の絆と情愛は再び取り戻せるのか…!?
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●「木村拓哉」、という男
木村拓哉は、「アニムス」だ、・・・と思う。
「アニムス」とは、ユング心理学でいう、女性の夢に現れる元型としての男性像。
真実の彼がどんな方なのかもちろん私には知るよしもないけれど、多くの女性の心のなかにある理想の男性像のイメージを具現化して創られた架空の男性。
言ってしまえば、存在感が、放つオーラが、「カッコイイ」・・・。
・・・と素直に言うのは、なんだか悔しく照れくさく躊躇してしまうけれど、やはり一本筋の通った男らしさを感じさせてくれる稀有な男性だと思う。
(別にファンではないけれど、やっぱり「カッコイイ」ということは認めなくてはね。)
私にとっては・・・なぜか少しだけ、存在感が空に似ていると感じる男性。

彼は、ドラマなどで見せるいわゆるキャラクターイメージの固定された感のある「キムタク像」を、この映画では打ち破ろうとしたのではないだろうか。
この映画での木村拓哉は、目の見えなくなる下級武士の役だった。
持ち前の容姿の美しさや華やかさや男前な雰囲気は、むしろ消されていたように思う。目の下のクマ、無精ひげにみすぼらしく乱れた髪や服装。
でも、見えないはずの目に宿る、強い強い光があった。
怒り、絶望、悲しみ、孤独・・・どうにもならない運命に翻弄される人間の苦しみを、彼の目の光は雄弁に見るものに伝える。
木村拓哉の魅力は、この、「目の力の強さ」にあるのだろうと思った。
人間として決して譲ることのできない大切なもの。
命をかけても・・・命を捨ててさえも、守りたいもの。
それが、「武士の一分」。
「プライド」という言葉が一番近いだろうか。
視力を失い、仕事をするすべを失い、妻を奪われ、生きる希望さえ持てない絶望の中にある人間が、絶対に果たさなくてはならないと自分自身に誓ったことは・・・騙され陵辱された愛する妻の仇を討つことだった。
顔や言葉には出さないけれど、抑えた演技の中に、深く妻を愛する心が痛いほど伝わってきた。
「男とは、こうあるべき(人としてこのように生きるべき。このように妻を愛するべき)」ということを・・・感じさせてくれた演技だった。
山田洋二監督が、木村拓哉を選んだ理由。
それは木村拓哉が、まごうことなき「男」、女性にとっての「男」の元型(=アニムス)であるからだろう。


●女優「檀れい」さんのこと
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清楚で素朴でかわいらしい・・・と思ったら。
彼女のことはこの映画ではじめて知った。いったい、こんなにかわいらしくて、愛らしくて、けがれていない清楚な雰囲気の女優さんが、どこに隠れていたのだろうと驚いた。何とも素朴で、素直な雰囲気。失明した夫を、一途に愛するいじらしさに、とても好感が持てた。
でも、先日「オーラの泉」という番組に出演されている姿を見て、驚いた。映画と同一人物とは思えないほど、印象が違う!!
photo.jpg 
実はゴージャスで華やかで強い!
宝塚の娘役トップの出身だということで、そこで苦労された話をしていた。
くっきりしたメイクも、華やかに巻いた髪型も、身体にフィットした紫色のフリルのついたドレスも、映画の「加世」とはまるで別人だった。
女の園・宝塚の厳しい階級社会を勝ち抜いて、その頂点に君臨していた人だけあって、とても華やかでゴージャスで美しく、強い人だった。女王様のよう。
つまり・・・自分とは全く別の人物になりきることができるだけの演技力のある素晴らしい女優さんなのだろう・・・。これからの活躍が楽しみ!

●感想
私は同監督の映画「たそがれ清兵衛」(私の大好きな宮沢りえさんが出ている!)よりも、個人的にはこの映画が好きだ。

時代劇ではあるけれど、テーマは普遍的なもの。
「個人の心の中にある譲れない一点」の問題と、「愛」が描かれていた。

「愛」とは、やはり、「許すこと」かもしれない・・・。
と、この映画を見て考えた。
許すことは、なかなかに困難なこと。
特に、愛する妻が他の男と・・・となると、その苦しみを越えて彼女を許し、なお愛するのは、至難の業だろう。
その困難なことをやり遂げた「本当の意味で強い男」が描かれている。
剣の強さが、男の強さではない。
「許すこと」「愛すること」を貫けるのが本当の強さなのだ、と、この作品は言おうとしているのだと思った。
私は強くあれるだろうか。
私の愛する人は、強くあってくれるだろうか。
お互いに、何度でも許し合いながら、愛し合い続けていくことができるだろうか・・・。
夫婦になるということは、きっと二人でその困難なことに一生をかけて挑戦していく、ということなのだろう。

脇役がさすがに素晴らしい。小林稔侍に緒方拳、桃井かおり。特に、木村拓哉に仕える徳兵の笹野高史は抜群の存在感ととぼけた味で秀逸だった。
ただ、坂東三津五郎は悪役にするには品が良過ぎたかもしれない。憎めない悪役では、切る意味がない。もっと適役が他にいそうに感じるけれど・・・。
つがいの小鳥、風の音、枯れ葉の落ちる様、・・・さまざまに細かなところまで心配りの行き届いた丁寧な作品だと感じた。
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2006/12/21 (Thu) 「人生は奇跡の詩」

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冬の寒い日に、日比谷で心の温かくなるような映画を2本見た。
「武士の一分」と、「人生は奇跡の詩」。

どちらも、真剣に妻を愛する男の生き様を描いた映画だった。
何気なく両方立て続けに見て、あとで同じテーマの作品だったと感じた。

饒舌でウィットに富んだ愛情表現豊かなイタリア人と、寡黙で照れ屋で実直な日本人・・・という差はあれど(かなり大きな差だなぁ・・・笑)、「愛とはこうあるもの」・・・と思わせてくれる2作品だった。
(そういえば、メグ・ライアン主演の「男が女を愛する時」という映画も好きだったなぁ・・。アル・パチーノがアル中になってしまった妻を愛し続ける話・・・。他にも同じテーマの映画、探せばたくさんあるかもしれない。愛は永遠のテーマだな・・・。)
(「武士の一分」についてはまた別に書きます。)

★映画 「人生は奇跡の詩★★★★☆

公式HP http://www.movie-eye.com/jinsei/
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「心が君に届くまで、僕は愛を送り続ける。」

●ストーリー

ある日の深夜、大学教授で詩人のアッティリオ(ロベルト・ベニーニ)のもとに電話が鳴り響いた。イラクの詩人であり友人のフアド(ジャン・レノ)からで、仕事のためにイラクに滞在していたアッティリオの妻ヴィットリア(ニコレッタ・ベラスキ)が戦渦に巻き込まれ意識不明の重体だということだった。生涯愛し続ける一人の女性のため、危険を顧みず戦地へ向かうアッティリオ。妻のため、愛の言葉と想いをこめて看病をするが・・・。

●感想


監督は、私の大好きな映画「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニ。
相手役はもちろん、私生活でもパートナーのニコレッタ・ベラスキ。(彼女は彼のミューズなのだろうなぁ・・・。「ライフ・イズ・・・」では「お姫様!!」と呼ばれていたし、この映画の中でも、彼が毎日夢に見る結婚式での相手、理想の女性として出てくる。)
「ライフ・イズ・・・」でも見られたような、不器用な男の一生懸命な愛とその背後にある戦争。いたずらのような楽しい伏線が張り巡らせられ、ただひたすらに妻を愛する男の一途な、そして危険を顧みない精一杯の行動がユーモアたっぷりに描かれている。
彼のあまりに雄弁なおしゃべりと、やんちゃないたずらっ子のような必死の行動がおかしくて、笑ってしまい、でも笑顔のままなぜか涙が出る・・・。そんな映画。
「愛する人のためならば、どんなことだってできるのだ。」という一貫した姿勢に、心を動かされる。
愛されるというのは、なんて、幸福なことなのだろうと・・・。

「…僕が太陽を好きなのは、太陽が彼女を照らすから…」
こんな美しい言葉・・・。胸を打たれずにいられない。
ラストの、羽の雪が降り、花の咲き乱れる庭で妻のおでこにキスをする・・・というシーンの美しさはまるで夢の世界のようだ。
しゃべり続ける男、大げさな愛の表現、というのは、日本人の感性には合いづらいかもしれないけれど・・・でも、私は見終えたあと、とても心が温かくなり、幸福を感じた。

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プロフィール

mar(マル)

Author:mar(マル)
☆大切なこと
「真・善・美」な道を求めて日々成長すること。

☆好きな言葉
「世界と人生を愛すること 
苦しい時にも愛すること 
太陽の光を感謝して受け取ること 
苦しみの中でも微笑を忘れないこと」
(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

☆好きなこと
・空が好き。
・本(古典・純文学系)が好き。
・きれいな音楽が好き。
・いい映画や、美術、旅行も好き。
・木に咲く花が好き。
・花の写真を撮ることが大好き。
・色々考えることが好き。
・文章を書くことも好き。

☆好きな本
・ヘッセ『デミアン』『春の嵐』
・リルケ『若き詩人への手紙』
・高村光太郎『智恵子抄』
・三浦綾子『道ありき』『氷点』『泥流地帯』『塩狩峠』
・倉田百三『出家とその弟子』
・ドストエフスキー『白痴』『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』
・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
・トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
・ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
・サンテグジュペリ『星の王子さま』
などなど。

☆好きな映画

『初恋の来た道』『ポンヌフの恋人』『ローマの休日』『アメリ』『父と暮らせば』『ノッティングヒルの恋人』『ライフイズビューティフル』『ベティーブルー』『存在の耐えられない軽さ』『嵐が丘』『LOVERS』『汚れた血』『イングリッシュペイシェント』『エトワール』『風と共に去りぬ』など

☆好きな音楽

・グレン・グールドの弾くバッハ(特に『ゴールドベルク』)
・マドレデウス

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