2006・11
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2006/11/30 (Thu) 「曽根崎」中に・・・!!!
おかげさまで、銀座公演3日目、そして通算30回目の「フラメンコ曽根崎心中」が無事に終了しました。今日の公演もまた、無事に、そしてテンションを落とすことなく熱く、多くの方の温かい拍手を戴きながら終えることができました。
本当にありがとうございました。

さて、中日の締めということで軽い打ち上げがありました。その時はとてもいい時間を過ごして「明日からまた頑張りましょう!」と爽やかな気持ちでみなさんとお別れしたのですが・・・。
自宅のある駅から自転車に乗ったところ・・・。

顔から転んでしまいました!

顔とお膝から血が・・・・。
。・゚・(つД`)・゚・。
左眉の横が切れて、腫れています。
ズキズキズキズキ・・・・・( ̄― ̄°)

本番期間中に顔を怪我するとは、なんてこと・・・・!!全く不覚、大反省です。
明日までに腫れは引くでしょうか。
メイクのサカヤさんはプロ中のプロなので何とか目立たないように隠して下さるとは思うのですが・・・。

明日以降に見に来て下さるみなさん。
私の不注意で本当にごめんなさい。
あああ・・・。涙。

このやるせない思いを熱く踊りにぶつけて楽日まで精一杯頑張ります。
どうぞ応援して下さい。
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2006/11/29 (Wed) 曽根崎心中 花・花・花

おかげさまで昨日、2006年「フラメンコ曽根崎心中」銀座公演の、初演を無事に終えました。
これで「曽根崎」は28回目を終えたことになります。
大きなミスも事故もなく、二人は無事に愛を成就して、来世を夢みて死を選び、旅立っていきました・・・。
何度踊っても、必ず感動してしまうこの作品と出逢えたことは、私にとってとても幸せなこと。
今日も、初演のつもりで、精一杯頑張ってきます。

楽屋にたくさんお花が届いてとってもきれい・・・!!!

このきれいなバラは誰から・・・?


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なんと、私のダイダイ大好きな人、
憧れの宮沢りえさんからでした!!
感激!!


他にも・・・・。
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最近「オーラの泉」で毎週お顔を拝見しています!
一度お目にかかりたい!


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そしてもちろん!!
この方も・・・。
今回はプログラムに原稿まで寄せて下さっています。
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そしてこれは、いちばんたいせつな・・・。
私の職場での唯一の同期・しぶいちゃんが、
私のために下さったかわいいお花・・・。
本当にありがとう!!
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優しい気持ちに支えられて、今日も頑張ってきます!
それでは、行ってきます~~~~~!!


2006/11/25 (Sat) もうすぐ開演「flamenco曽根崎心中」

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文楽「曽根崎心中」
お初・徳兵衛
(なぜかマミ&ヒロに見えるから不思議・・・。)


しばらくパソコンの前にゆっくり坐る時間がありませんでした。
書きたいことはいつもたくさんあるのに。
忙しくて、でも、とても充実した日々・・・。
みなさん、お元気ですか?

私の日々は、いよいよ来週開演する「フラメンコ曽根崎心中」に向かって熱く流れています。
「フラメンコ曽根崎心中」公式HP 
http://www.arte-y-solera.com/sonezaki/index.html 

この一週間は、毎日ミュージシャンとの合わせのリハーサルがありました。
スタジオの中に所狭しと、和太鼓・パーカッション・歌い手さんたち・ギター・ベース・篠笛・土佐琵琶・ピアノの「曽根崎・音楽隊」のみなさんがずらりと並び、大迫力の演奏を間近で聴けるのは本当に幸福。
音楽の振動が身体に心に「ど~ん!!」と強く響きすぎて、鳥肌が立ったり、時には涙したり、また時には飛び上がってしまうほど。
どの曲も、メロディーも、年々より一層すみずみまで工夫され、進化しながら丁寧に創られていきます。私にとっては懐かしくなじみ深く、そして常に新鮮な感動を与えてくれる音楽です。
そして、たくさんの楽器の音色が立体的にひとつの大きな目に見えない世界を豊かに創造していることを、あらためて感じています。

私たち「踊り隊」ももちろん、舞台本番に向けて我々ながら完成度の高い仕上がり具合!!
対決のシーンでは今日は歌い手の川島桂子さんに「みんな、あまりに憎らしすぎて、すごすぎて、おかしくて、なぜだか涙が出ちゃう。」とほめられ(?)ました。
踊る時は、「命懸けな真剣さ」のスイッチが、一瞬にして入るようになっています。
群舞はさまざまに衣装や役柄を転換しながら色々な場面をこなして行くので、その気持ちや表情の切り替え、そして一瞬で沸点まで達することのできる集中力がすごく必要なのです。
さっきまで荒れ狂って暴力的だった心と身体を、次の瞬間には生きることの哀しみの色にひたひたと浸されてしっとりと染まっていなくてはならない・・・など。
でも、そのチェンジもまた私にとっては快感なのです。
なんだか、いつもいつも、「曽根崎」の中で踊っていることがおもしろくって仕方がない。

そして、マミ&ヒロ先生の「お初・徳兵衛」を見ていると、二人が心から愛し合っていることを感じるのです・・・。いつも、いつも、何度見ても、二人の、「お互いを愛し、信じ、来世で結ばれることを信じ共に死んでいくこと」が、かなしくて痛々しくて、でも、それだけじゃない強い感動を覚えます。
まゆみ先生を見ていると、一言も発していないのに、そのまなざしから、表情から、指先から、心の中にある声が全部こぼれだして聞こえてくる気がします。
そして気づくと、お初の心に感情移入して、うるうるしてしまうのです。

真剣に生きること。
真剣に愛すること。
未来(この場合は来世)の幸福を信じること。
たましいの浄化。

これらが、「曽根崎」のテーマだと思っています。
だから、私自身の生きる意味と、直結しているのです。
そして、きっと、誰にとっても同じこと・・・・。
だからきっと、感動を届け、共有してもらうことができるのでしょう。

お客様全員に喜んでいただくことは難しいとしても、でもきっと誰かには届くと信じて、楽しんでいただけるよう、良い時間を過ごしていただけるよう、精一杯心を込めて踊ろうと思います。
一人でも多くの人に、この舞台を見ていただけますように・・・。
(はい、ここでまだチケットを持っていない人は「ぜひぜひぜひぜひ」スケジュールを調整して見に来て下さいね~!!!!)

さあ、あと少し!!
本当に頑張ろう。
そして、この日々を、丁寧に味わっていこう。


2006/11/15 (Wed) HERE、THERE AND EVERYWHERE

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HERE、THERE AND EVERYWHERE

To lead a better life,  
より良い人生を送るために
I need my love to be here,   
愛する人にここにいて欲しい

Here,
ここで
making each day of the year,      
日々を過ごしていく
changing my life with a wave of her hand
彼女が手を振るだけで ぼくの人生は変わってしまう
Nobody can deny that there's something there
そこに特別な何かがあることを誰も否定できない

There,
あそこで
running my hands through her hair,
彼女の髪を撫でながら
both of us thinking how good it can be  
二人して素敵な未来について考える
Someone is speaking, but she doesn't know he's there
誰かに話しかけられても 彼女はそれに気づきもしない

I want her everywhere,
どこででも 彼女が欲しい
and if she's beside me I know I need never care
もし彼女が一緒にいてくれるのなら ぼくは何も心配せずにいられるのに
But to love her is to need her, everywhere,
でも彼女を愛すると どこででも彼女なしではいられなくなるんだ
knowing that love is to share,
愛は分かち合うものだとわかっている
Each one believing that love never dies
誰もが愛は不滅だと信じている
Watching her eyes and hoping I'm always there  
彼女の瞳を見つめ いつもそばにいたいと願う

I will be there, and everywhere,  
どこででも 一緒
here, there and everywhere 
ここでも あそこでも どこででも


(『REVOLVER』 1966年 The Beatles )
(英語は・・・得意じゃない。訳が変だったらごめんなさい。( ´ー`)♪)

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今日繰り返し聴いた曲。
ビートルズの「HERE、THERE AND EVERYWHERE」

これまでにも聞いたことのあるはずのこの曲が、こんなにも美しい曲だと、どうして今日まで気づかなかったんだろう。
優しく流れるような甘いメロディーと心地よい声とが、こんなにも胸に染みこんでくるのはどうして。

To lead a better life,   I need my love to be here   
より良い人生を送るために 愛する人にそばにいて欲しい・・・

誰もがそう願いながら生きている。

なんだか、胸が痛い。

そして、想う。
想う。
想う。

これもまた、今の私の、心の状態の記録。


2006/11/13 (Mon) 『いずこより』

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「自分の心の奥に潜む激しい情熱は、
恐ろしい破壊力を持っていた。」
「出家とは生きながら死ぬこと」 
大好きな宮沢りえさんが昨年ドラマで瀬戸内寂聴さんの生涯を演じました。


瀬戸内晴美いずこより』(新潮文庫)より引用

生きるということは、何かとの出逢いを、編み目のようにひとつずつ編みつないで一枚の大きな敷物をつくるようなものかもしれない。
人との出逢い、書物との出逢い、風景との出逢い、一枚の絵、一個の茶碗、あらゆる出逢いの偶然は、人の一生の終わったところからふりかえる時、決して偶然でも率爾(そつじ:軽率なこと、かるはずみ)でもないことに気づくだろう。
編物のひとつの目を外しても、その編物が編みあげられないように、ひとつの出逢いが、過去に未来に、強いつながりと因縁をひいていく。
あの時、あそこへ行かなかったら……とか、あの時、あの人に逢わなかったら……とかいう後悔を、人は生涯に人知れず何度心につぶやくだろうか。
人生とは、最初いくら丹念に青写真をひいても、その通りには建ち上らない建物のようなものであり、思いももうけなかった人生の迷路をたどり、描いてもみなかった場所に出ていってしまう旅のようである。
恋ほど、人生にとって大きな事故があるだろうか。
それは、病気や交通事故のように、いくら注意深く用心を重ねていても、襲う時には必ず一方的に襲ってくるもので、そのさけ難い点では最も天災に似ているかもしれない。
(中略)
私の人格の外にある、私の情緒や、神経の動きは、何事にも未経験だった二十歳の時とどう変わっているだろうか。
わたしは恋や情事も人よりは多く重ねているらしい。
にもかかわらず、相変わらず、恋に憧れ、恋に酔い、恋に脅えることは、二十歳の頃と大差ないのである。
恋は、教養や知識や、理性の外側にあるもので、全く暴力的に人間に掴みかかり襲うものであり、人間を粉々に骨まで噛みさいてしまう。
(中略)
飽きもせず、こりもせず、私は恋をくりかえす。
情事ではない恋を。
そしてその度、恋のはかなさというもの、人間の心の不確かさというものを骨身にしみて感じさせられている。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


★私のコメント

 今読んでいるこの瀬戸内晴美(現在は出家して「寂聴」)の自伝的小説は、私の心を熱くする。熱くする…などという言葉では足りないかもしれない。ヒリヒリと痛む傷口に、熱湯をかけられるほどの衝撃がある。
 痛み、でも、その痛みはあまりに的確であるがゆえに快感ですらある。
 心の中には、確かにこんな感情が、私自身のこととしてあるのだ。

 彼女は、女子大生の時に九歳年上の学者の夫と見合いで結婚し、中国に渡る。夫とのあいだに一人娘をもうけ、日本に戻るが、ある時、夫の教え子である四歳年下の男性と恋に落ちる。くちづけすらしていない清い関係のまま、年下の男とのあいだに、ただただ恋心をかき立てつのらせていく…。
 それはまさに「恋」、幻影の上に辛うじて成り立つ「恋」であった。
 彼女はある日出し抜けに、夫に「好きな人ができました。」と前後の考えなく告白する。その日から始まる夫の暴力。そして、彼女は、着の身着のままで、娘と夫を捨てて、ただ熱く自分を焦がす「恋」だけを胸に、家を出ていく…。けれど、彼女を待ち受けるはずの若い男は、とうとう現れなかった。
 その日から、彼女の本当の人生が始まる………。

 瀬戸内晴美の、「恋に足許をすくわれやすい性格」を、不道徳だと眉をひそめる人も多いだろう。「子供や夫を捨てる女」を、「世間から認められる幸福を投げ出す女」を、人は許しはしないのだ。彼女は、世間から後ろ指差される状態で、「子供と夫を捨てた女」さらには「若い恋人にさえ見捨てられた女」として、何とか心の中にある生きる情熱と折り合いをつけながら、必死で生活のための手段を求めて行かなくてはならなかった。

 自分の心の中を見つめれば見つめるほどに、過去の私を思い返すほどに、私自身、決して彼女を責めることのできない人間であることに思い至る。
 私に向かって、「君はつまずきやすい人だから・・・。」と言ったのは、誰だったろう。
 「恋」という点においてだけではなく、生きることのさまざまな面において、自分の中にある「熱さ」に、観念によって自分でさらにどんどん熱を加えていき、自分自身で油を注ぎ燃え上がらせた心の炎によって身を焦がすような、制御困難な衝動が私の中にある。
 私を突き動かす、この強い感情を何と呼ぼう。
 普段は忘れているような、その強い感情が、時に破壊的に、そしてまた不思議と創造的に私を動かす。
 人間は、自分の心の中からどうにもならない熱い衝動が湧き上がった時に、それに強く魅了される。ゆるやかな幸福な日常を色あせさせてしまうほどの光を放つ「今まさにここにある新鮮さ」は、たまらなく甘く輝いて心を貫く。そして、新たな情熱の勢いに酔い、これまで外部に向かって固く閉じて大切に守ってきた心を、すっかり明け渡してしまう。恋においては胸の痛みや苦しみさえも甘い喜びとなる。恐ろしいほどにあっさりと、それまでの自分の意志を、理性を、歩んできた道を、積み上げてきたものを、惜しげもなく棄てる。そして、多くの困難に思えるようなことをも、いともたやすく乗り越えてしまうものなのだ。
 そんな危険な感情は、こっそりと胸の奥にしまっておけたら、どんなに穏やかに、人と、社会と、人生と調和して、幸福に生きられるだろう・・・。
 一見平凡に見えるような日常を長く長く積み重ねていくこと。その価値は、私が想っているほど軽くはなく、むしろ何よりも得難い宝であるはずなのに。それこそが、実は手に入れることの最も困難な幸福であるのだろうと思う。
 でも、強い感情は悪いことばかりではなく、心を燃やして生きるためのエネルギーの源であり、また、私を私たらしめる大きな要素でもある。

 瀬戸内晴美の場合は実人生での「恋」が、書くための情熱の源となった。真剣な「恋」の経験がなければ、彼女は作家になってはいなかっただろう。
 私の場合は、この強い感情を消化して、昇華するために、踊るのかもしれない。そして、こうして書かずにいられないもの、出所は同じかもしれない。
 以前『智恵子抄』について書いた時、「智恵子の内部には、絵を描かずにはいられない熱いマグマがあった。」と書いた。
 それと同質ものもが、瀬戸内晴美の中にもある。
 私の中にもある。

 でも・・・・。
 やはり、「人間として美しい生き方とはどうあるべきなのか。」を考えてしまう。「情熱」、と言えば聞こえの良い、わがままで子供じみた感情に引きずられ振り回されて生きるのは、意志的ではない。そして私は、意志的に生きたいと願っている。
 心の熱さを保ちつつ、それを上手に昇華できるようになって初めて、真に成熟した人間だと言えるのではないだろうか。
 中島敦『山月記』で言うなら、自分の内側にいる「虎」を、自分自身が猛獣使いとなって御することができなくてはいけない、ということだ。そうでなくては、自分自身が、「心の内なる虎」に食い殺されてしまう。
 
 そんな時思うのは、大好きなクリスチャンの作家・三浦綾子さんのこと。
 清く生き抜いた三浦綾子さんを思うとき、「私もそのようにありたい。」と強く願う。綾子さんも情熱的でありながら、清く、そして自分にも人にも…そして何より神に対して誠実だった。夫の光世さんという一人の人だけを生涯愛し抜き、人の心に真の生きる希望を与えるような美しい作品をたくさん生みだした。
 一方、瀬戸内晴美(寂聴)は感情に振り回され、情熱のおもむくままにさまざまに罪を犯し、地獄の火に焼かれ苦しみながらも、そのときどきの自分の感情に正直に生涯を生きていく。でも、その苦しみの人生の果てに出家をし、仏に辿り着いた。
 キリスト教と仏教の違いはあれど、二人の最終的に辿り着いた地点はもしかすると遠くはないのかもしれない。
 心を見つめ、ただひたすら真剣に生きる。それしか道はなく、どのような人生の旅路になろうとも、その果てにどこかへとたどり着けるのかもしれない。


 さて・・・。
 私はどう生きていくのか。
 いつかは「どこか」に辿り着き、「何か」を信じることができるようになるのか。 
 エゴを越え、真に人を愛し生きることができるのか。

 そうなることを祈りつつ・・・。
 さぁ、パソコンを閉じて、本の続きを読もう。


2006/11/12 (Sun) 豪腕コーチング!
もっと早く告知しようと思いつつ忘れてた・・・・。

明日、11月13日(月)夜20時54分~
テレビ東京「豪腕コーチング」という番組に、我が敬愛するフラメンコの師匠、鍵田真由美佐藤浩希が出ます。

番組HPによると、
【2006/11/13】
今回からMCに鈴木杏樹を加えさらにパワーアップした「豪腕!コーチング!!」。テーマは今、女性の習い事としても人気上昇中のフラメンコ。
日本のトップダンサー夫婦、佐藤浩希鍵田真由美が、本場スペインの天才ダンサー、ベニート・ガルシアと対決する。生徒は有賀さつきと古瀬絵理という元女子アナ対決。コーチ、生徒ともに負けられない闘いとなった。10日間で課題曲「ブレリア」をより上手に踊れるようになるのはどちらか??


だってさ。
面白そう・・・・・・!?

みんな見てね!
スタジオのHPはこちら・・・。
http://www.arte-y-solera.com/index.html

2006/11/08 (Wed) 愛についてヘッセが教えてくれたこと

ヘルマン・ヘッセ『愛することができる人は幸せだ』より引用


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愛とは、
すべてのものにまさることであり、
すべてを理解できることであり、
どんなに苦しいときにも微笑むことができることである。
私たち自身を愛すること、
私たちの運命を愛すること、
運命が私たちに要求し、
私たちのために計画しているものに、
たとえ私たちがまだそれを見通せず、
理解できない場合でも、
みずからすすんで従うこと
・・・・私たちが目指しているのはこれです。
 ~「愛の道」より(1918年執筆)



人は恋に苦しみます。
しかし、恋に身を捧げれば捧げるほど、
恋は私たちを強くしてくれます。
 ~未公開書簡より



どんな愛もそれぞれ固有の深刻な悲劇性を持っているのですが、
それが愛することをやめる理由には決してなりません。
 ~『書簡全集』第一巻(1973年)より



愛は乞うてはなりません。
要求してもいけません。
愛は、
自分自身の心の中で確信するに至るまでの力を持たなくてはなりません。
そうすればもう、
愛は相手に引き寄せられるものではなく、
相手を引きつけるものとなるのです。
 
『デミアン』(1919年)より


愛というものは、不思議なものである。
愛は、どんな教養も、どんな知性も、どんな批評もできないことができるのである。
愛はどんなにかけ離れたものをも結びつけるし、
最古のものと最新のものをも併置させる。
愛は一切のものを自己の中心に結びつけることによって、時間を克服する。
愛だけは人間にとって確実な支えとなる。
愛だけが、正当性を主張しないがゆえに、正当性をもつ。
 ~断章26「文学における表現主義」(一九一八年)より




「愛の歌」

ぼくはシカで きみはノロジカ
きみは小鳥で ぼくは樹木
きみは太陽で ぼくは雪
きみは真昼で ぼくは夢

夜 ぼくの眠っている口から
金色の小鳥がきみのところへ飛んで行く
その声は明るく その羽は美しい色をしている
その小鳥はきみに愛の歌をうたう
その小鳥はきみにぼくの歌をうたう 

 ~
(1920年作)


幸せとは愛であり、それ以外の何ものでもない。
愛することのできる者は、幸せである。
私たちの魂に、
魂自身の存在を感じとらせ、
魂が生きていることを感じとらせる魂の働きは、
どれもすべて愛である。
幸せである者とは、たくさん愛することのできる者である。
・・・愛は所有することを求めない。
愛はただ、愛することだけを望む。
 ~『マルティーンの日記から』(1918年執筆)より



2006/11/07 (Tue) 秋のつれづれ

ここに落ち着いて坐るのは久しぶり・・・な気がしています。

この期間、さまざまに忙しかったし、心は満ち満ちていて、現実があまりに充実しきっているから逆に、何も書かなくても良かった。
・・・でも。
ここは私の大切な心象風景と成長の記録の場。
思いつくがまま、心のおもむくままに、ここしばらくのことを私自身のために書いておこうと思います。
順不同に、つれづれに・・・・。
盛りだくさんでごめんなさい・・・。


○バラのプレゼント

20061107212940.jpg キーホルダーもバラですね・・・。

先日、仕事を終えて帰ろうとしたら、職場の駐車場に止めておいた私の車のワイパーに、白いバラの花が一輪、挟まっていた。
誰からの贈り物?
誰が、こんな粋なことをしてくれたんだろう・・・・。
かわいいプレゼントにちょっと嬉しくなった。
「ストーカー?」とか、そういう悪いことは思わないで、単純にありがたく受け取りたいと思った。
「誰かが、私の車と知ってか知らずか、素敵な贈り物をしてくれた」・・・とシンプルに喜ぼう。
バラの花はきれい。
何の罪もなく、ただ精一杯咲いている。

どこか見えないところから、優しい手が、温かい心が、私へと差し伸べられている。
ありがとう!


○紅葉
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街路樹が日に日に色づきつつある。
毎日、徐々に変化していく様が楽しい。
朝、車で並木道を走るとき、光を透かしてオレンジに照る葉が美しい。
毎日毎日、幸福な気持ちでそれを眺めつつ運転している。
毎年、秋は律儀に訪れてくれ、木々は自然の摂理に従って色づくのだけれど、私をこんなにも喜ばせているとは気付いていないのだろうなぁ・・・。
「どこかに旅をしたいなぁ。きれいな紅葉を見に行きたいなぁ・・・。」
・・・と思うのだけれど、「フラメンコ曽根崎心中」の公演が終わるまでは全く休みのない私の日々。
でも、身近に私をくつろがせ喜ばせてくれる風景がある。
小さな幸せに胸がほんのりときめく。


○森鴎外『舞姫』と、瀬戸内寂聴『いずこより』

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文学からもちろん遠ざかってはいません。
今、瀬戸内寂聴の自伝的な本を本当に面白く、胸をときめかせて読んでいます。
そして、森鴎外の『舞姫』と格闘中。
高校生の時はひたすらに不実な男・太田豊太郎に怒り心頭だっただけのこの作品『舞姫』が、ここに来てまた魅力を持って私の前にあることを嬉しく楽しく思っています。
この二つの作品を、この時期同時に読んでいることは、偶然ではなくきっと必然。
私にさまざまなことを感じさせ、教えてくれる。
ということで、これらについてはまたあらためてじっくり書かねばなりません。
(ほかの誰のためでもなく私自身のために。)

ひとつ言うなら、孕ませた女を自分勝手に捨てた鴎外は、結局出世し文豪となり社会の成功者となった。もちろん苦悩はあったでしょうが・・・。
夫と子供を捨てて若い男に走った若き日の寂聴は、今でこそ成功者として文化功労者として表彰されているが、長年人非人扱いに甘んじざるを得なかった。
なぜ?

それから、寂聴の「情熱にあしもとをすくわれる性格」についてはとても人ごとではないので、しっかり見つめて検証し、自分自身の人生にそれを反映させなくてはならない。
私の中に、私を突き動かし押し流す、流動的でコントロールの困難な、ある感情があることに気付いているのだから。
私は、私の好きな私でいられるよう、そうなれるよう、感情ではなく「意志」を大切にしたいと願っている。最も大切なのは、どうありたいか、だと思うから。
そう思わなくてはならないほどに、心が日々揺れて動いている。


○三浦綾子・普及活動(!?)

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 私に生きる力を与えてくれる大好きな作家・三浦綾子さんの本を、いつでも誰にでも勧めたいと常に思っているのだけれど、そういう機会が与えられて、読んでくれる人がいるととても嬉しい。
 最近、職場の隣の席の大好きなYクミちゃんが、貸せばすぐに、かなりのスピードでどんどん読んでくれる。
 Yクミちゃんは、打てば響くような感受性と、真っ直ぐな明るい心と、深く考える力を持つ人。こんな素敵な人が綾子さんの作品を読んでくれ、「泣いちゃいました~。」と言ってくれることが本当に嬉しい。綾子さんの作品について共に語り合ってくれる人がすぐそばにできたことが嬉しい。
 「道ありき」「泥流地帯」「母」「氷点」「銃口」をすでに読破してくれた。
 次は何を貸そうかな~♪「塩狩峠」かな。(誰かに貸してしまって行方不明中。)

 先日「仲間たち」とのエイブルアート「すべてを越えて」の公演があったときにも、大好きな妃美ちゃんと下駄君に、(押しつけがましくて申し訳ないかもと思いつつ、それでも、)「愛すること信ずること」と、「塩狩峠」「道ありき」を、それぞれ贈らせてもらった。
 たとえ読んでくれなくてもいいのです。私にとって大切なあの二人が、その本をただ手元に持っていてくれるというだけで幸福だなぁと思っている。そして、いつか時間のあるときにでも読んでくれて、もし万が一気に入ってくれでもしたら最高に幸福だなぁと思う。

 さて、次は、誰にどの綾子作品を貸そうかな~!
 みんな、綾子さんの作品をたくさん読んで~~~~~~!!
 (*'ー'*)ふふっ♪



○大切なCD

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最近聞いているのは、
Norah Jonesの「come away with me」
これだけ。
繰り返し、繰り返し・・・・。
秋の夜長、「もの想ふ心」に、ぴったりと寄り添ってくれる。


 


○「フラメンコ曽根崎心中」

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もう、何も言うことなし。
先生方も、言うことなし。
ヒロ君先生は「熱く注意してやろう!・・・って思ってスタジオに来るのに、みんなの踊りについ見入ってしまって、注意するところがなくて困る。充実しきっているね。」と言ってくれる。
作品は6年かけて再演を重ね、すでに完成度が高いし、変更するところもなく。
それでも、踊るたびいつも新しく瑞々しく、そのつど真実で、熱い。
練習は、全力投球で、そして「明鏡止水」な澄み渡る心で、各パートを一度ずつ集中して通すだけ。だから、去年までの長時間の苦闘が嘘のように、練習がすっきり早く終わる。

見に来て下さる方々、本当に本当にありがとうございます。
ひとつの極みに到達しつつある「曽根崎」の黒帯有段者たち(つまり私たちのことね。)の渾身の舞を、どうぞお楽しみになさって下さいね!


○シギリージャ

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中級クラスでは、「シギリージャ」という重い曲を練習している。
なぜかこの曲を踊ると気合いが入りまくり、いのちを削って踊る思いがする。
まだ一つ目のエスコビージャ(足のパート)の途中(全体の5分の2ぐらいかなぁ)なのに、心臓が痛いほど疲れる。
最後までとおして踊れるのかしら(´ー`;)・・・・?
・・・でも、すご~く楽しい♪ヽ( ´ ▽ ` )ノ ♪
そして、「スタジオで先生や仲間の側にいると、何でこんなに楽しいんだろう」と幸せになる。
良き師、良き友。
私の宝物。
先日、先生と、親友JJ(ビールの女王様)と3人で源八(美味しい焼鳥屋さん)に飲みに行って、たくさん飲んでたくさん話せて、とっても楽しくて幸せで嬉しかった。
(Sちゃんが一緒に行けなかったのは残念だったけどね。また一緒に行こうね。)


○仕事

かなり順調(だと思っている)。
そして毎日が楽しい(と感じている)。
みんながかわいく、いとおしく思えるのは、私の心が良い状態にオープンになっているからだろう。
惜しまずに愛を注ぎたい。

・堤中納言物語『虫めづる姫君』
・枕草子『二月つごもりごろに』
・森鴎外『舞姫』

毎日の一時間ずつを丁寧に手抜きしないで頑張っていこうと思う。
仕事の中で私は、人から、作品から、たくさんのものをもらっている。
つくづく幸せな仕事だと思う。
感謝して楽しんで働こう。


○鍼

最近、鍼に通っている。
鍼は最初ちょっと恐かったのだけれど・・・。
でも、ジェントルマンで「プロ魂」を感じさせてくださる先生で、丁寧に診ていただき心から感謝している。
私の弱点は首。痛めやすく、常に少し痛いのが普通の状態だ。
ひどくなると全く動かなくなることもあり、舞台本番前や公演期間中に痛めて困ってつらい思いをしたことも度々・・・・。
鍼に行くようになってから、首や肩の筋肉の緊張がほぐれていることを実感できるようになった。
冷え性なのに、身体がつま先までほかほかと暖かくなるから不思議。

鍼の治療院を紹介してくださったのは、この場を通じて(めめ☆さん経由で)知り合った「ハンナさん」。
ハンナさん、心よりお礼申し上げます!
おかげさまで痛みを感じているのが普通の状態だった首と肩が、とても楽になりました。
このまま行けば、本番前に悪夢のように毎回首を痛める私も、無事に「曽根崎」期間を乗り切れそうに感じています。
ありがとうございます。・:*:・(*´ー`*人)。・:*:・


○リベロちゃんと、しょうさんと、まめさんのこと

3人の今の歩みを、私はとてもとても大切に想い、祈っています。
なぜか私の中で、この3人に共通するまぶしいほどの「純粋さ」、そして(ごめんね)「不器用な一生懸命さ」に対する、尊敬と親愛の気持ちがあります。
とってもピュアでいとおしい3人です。
(もちろん一人一人、関わり方も、個性も、私にとっての存在としても全く異なるのだけれど。)

・リベロちゃん。またすぐ会おうね。大好きよ。
・しょうさん、バトン答えてくれてありがとう!そして、光の中を歩んでいるのね。嬉しいよ。
・まめさん、作品が多くの人の心に届きますように!!私も大ファンですよ。



V4010580.jpgうちの母ミル&娘ナラです

とりとめのない日記になりましたね・・・。
ま、いいか(笑)。
   

みなさんの日々が幸福であるようお祈りしています・・・・☆


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プロフィール

mar(マル)

Author:mar(マル)
☆大切なこと
「真・善・美」な道を求めて日々成長すること。

☆好きな言葉
「世界と人生を愛すること 
苦しい時にも愛すること 
太陽の光を感謝して受け取ること 
苦しみの中でも微笑を忘れないこと」
(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

☆好きなこと
・空が好き。
・本(古典・純文学系)が好き。
・きれいな音楽が好き。
・いい映画や、美術、旅行も好き。
・木に咲く花が好き。
・花の写真を撮ることが大好き。
・色々考えることが好き。
・文章を書くことも好き。

☆好きな本
・ヘッセ『デミアン』『春の嵐』
・リルケ『若き詩人への手紙』
・高村光太郎『智恵子抄』
・三浦綾子『道ありき』『氷点』『泥流地帯』『塩狩峠』
・倉田百三『出家とその弟子』
・ドストエフスキー『白痴』『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』
・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
・トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
・ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
・サンテグジュペリ『星の王子さま』
などなど。

☆好きな映画

『初恋の来た道』『ポンヌフの恋人』『ローマの休日』『アメリ』『父と暮らせば』『ノッティングヒルの恋人』『ライフイズビューティフル』『ベティーブルー』『存在の耐えられない軽さ』『嵐が丘』『LOVERS』『汚れた血』『イングリッシュペイシェント』『エトワール』『風と共に去りぬ』など

☆好きな音楽

・グレン・グールドの弾くバッハ(特に『ゴールドベルク』)
・マドレデウス

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