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2007/05/15 (Tue) 花のたましい

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緑の中に赤の対比が美しい。


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新緑の中に見える祈りの姿。


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やさしい顔のお地蔵さんがずらり。
その一つ一つに、置いた人の祈りが込められている。



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大きなお地蔵さんの両脇に、小さなお地蔵さんずらり。
みんなみんなやさしい顔をして。


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石楠花(しゃくなげ)の花。
花びらが光を透かし、美しく咲いていました。


最近、身近な人から立てつづけに「残念ながら流産をした」という話を聞きました。
生まれてくる子供を待ち望む幸福の中にいた人たち。
「どれほど大きな悲しみだろう…」と、本当に胸が痛みます。
小さな命が無事に生まれてくるまでには、大変な道のりがあるのですね。
命を身体に宿すこと。
それをこの世に産み出すこと。
簡単なことではないのだとあらためて思います。
命………。
赤ちゃん……………。

昔、学校の授業で、生命が誕生するまでの体内を撮った映像を見たことがあります。
それはもう、見たことのない神秘的な映像でした。
人体の中には、私たちのはかりしれない宇宙空間が広がっているのですね。
数億個とも言われる精子が熾烈な旅をして、その中から一番生命力を持った、たった一つの精子だけが卵子と結合することができる。
その受精の瞬間、受精卵は一瞬だけ発光するそうです。
新たな命の誕生の瞬間に、それを宿す女性の体の中には、光が灯るのです!
そのことに、心から、とてもとても感動しました。
大げさでなく、奇跡がたくさん積み重なって、やっと、一人の人間の誕生にいたるのだと知りました。
自分や、まわりの人の命が、数億個の中から生き残ってさらに段階を経てようやく生まれることのできた、かけがえのない貴重なものなのだと思いました。

先日テレビでこんな話を聞きました。
「赤ちゃんのたましいは、
『あの人のところに生まれよう。』
と、両親を選んで宿るのです。
だから、生まれずに亡くなってしまった子のたましいも、
まだ近くにいて、
『やっぱりあの人たちがいいな。』
と思えば、
またおなじ両親の元へと生まれてきてくれるのですよ。」

これが本当なのかどうか私には分かりませんが・・・。
でも、もしそうだったら、どんなに嬉しいでしょう!!
いったん「亡くしてしまった、もう会えない」と思っていた小さな命に、ふたたび出会えるのだとしたら・・・。
悲しむ人の心は、どんなに慰められるでしょう。

残酷で辛いことの多い人生だから・・・。
そんな夢を見ることも、許されていいのではないでしょうか。
亡くしてしまった小さな命。
その子のたましいが、また同じ母の胎内へと宿ってくれたら・・・。
そして、その子を無事に産み、抱きしめることができたなら・・・。
どんなに嬉しいことでしょう。

小さな命を失って、悲しんでいる大切な人たちに・・・。
「きっとまた、同じたましいを持つ赤ちゃんに出会えるよ!」
そう言ってあげたい、と思っています。


この文章を書きながら、心に浮かんできた金子みすゞの詩と聖書の言葉を紹介します。


*「花のたましい」(金子みすゞ)

ちったお花のたましいは、
みほとけさまの花ぞのに、
ひとつのこらずうまれるの。 
だって、お花はやさしくて、
おてんとさまがよぶときに、
ぱっとひらいて、ほほえんで、
ちょうちょにあまいみつをやり、
人にゃにおいをみなくれて、
風がおいでとよぶときに、
やはりすなおについてゆき、
なきがらさえも、ままごとの
ごはんになってくれるから。

金子みすゞ記念館HP
http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/misuzu/index.html


*「さいわいなるかな、かなしむ者。
  その人は、なぐさめられん。」
新約聖書 マタイ伝 山上の垂訓より


 

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(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

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