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2007/07/02 (Mon) モネ展

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7月になりたての月曜日。
梅雨らしく、雨。
以前撮ってあったあじさいを載せました。
花びらの枚数も、色も、形も違うけれど、雨に濡れて咲くあじさいには静かな詩情がありますね。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆モネ展に行きました!

さて、やっと・・・。
先週末、会期終了の迫った「モネ大回顧展」を見に、一人で六本木の国立心美術館へ行って来ました!
http://www.monet2007.jp/


1 人混みにもまれ・・・。

大好きなモネ・・・♡ ♡ ♡
モネが本当に素晴らしいことは、重々よく分かっています。
あこがれて、愛してやまない画家の一人であります。
好き、好き、好き、大好き~~~!!
でも・・・、私は、今回という今回は自分のこのノンキな性格を反省しましたよ・・・。
どうして、こんなに会期終了ギリギリまで見に来なかったのか!
何でもっと早く、時間を作らなかったんだろう!!
私のバカ、バカ、バカ~・・・・!!!!(笑)

モネ展は、あまりにあまりに混雑していました。
人、人、人、人、人・・・!
会場に入るまでに20分以上待ちました。
みんながモネを好きなのは嬉しいけれど、これではじっくりと絵と対話することができない。
人に揉まれた状態で、どうして絵を落ち着いて見ることができるでしょう。
人混みの熱。
雨に濡れた大量の人間の匂いに満ちた湿気を含んだ空気。
耳に避けようもなく飛び込んでくる、さざめき、会話、くだらない(失礼)感想・・・。
そして、無神経な、傍若無人な、自己中心的な人間の動き。
そういうものに、グ・・・・ッタリ疲労してしまいました・・・。


2 それでもやっぱり!!

それでも!!
やはりモネは素晴らしかった・・・。
大好きな箱根の「ポーラ美術館」や、上野の「国立西洋美術館」で、すでに対面したことのあった大好きな絵たちとの再会も嬉しかった!
先日の「オルセー美術館展」で見た絵もありました。
よくぞ、これだけの素晴らしいモネの作品が一堂にかいしたものだと、主催した人に感謝、心から感動しました。
日傘の女性。
ポプラの並木。
雪景色。
積みわら。
アイリスの咲く庭。
ルーアンの大聖堂の連作。
藤。
そして、睡蓮・・・・!
どれも、実物を間近に見ることのできた喜びを感じさせてくれました。
モネはよく「光の画家」だと言われますが・・・、モネの感じた光を目の当たりにできる幸福は言葉にし尽くせません。
胸の中に、光がさしてきます。
モネの絵には、私を一瞬にして、深呼吸したくなるような葉緑素に満ちた空気の中へと連れ去る力があります。
若い頃の緻密で繊細な絵から、晩年に眼を患い、ほとんど見えない目で描いた強い筆致の燃えるような庭の絵まで、モネの心の中に、自然を愛するピュアな魂を感じます。
雪の白の、なんと優しく美しいこと・・・!!
霧の朝の水面に立ちのぼるマイナスイオンが、鳥のさえずりと共に届いてきます。
美しいものを美しく描く、色を混ぜずにそのまま画布においてゆくことで美しい色を生み出す。
そういう彼の作品を貫く「明るい自然美」が、私を強く惹き付けます。
モネという人がこの世に誕生し、そして多くの絵を残してくれたことに感謝です。


3 同じモチーフを繰り返す、ということ。

そして、今回あらためて思ったことは、同じモチーフを繰り返し描き続ける、ということの意味と価値と魅力のこと。
モネは、同じモチーフを繰り返し、繰り返し絵にします。
睡蓮、積みわら、ルーアンの大聖堂・・・。
魅力を感じたものにどこまでも心を寄せ、情熱と純粋さを失わずに、慣れずに描き続けるモネの姿勢に、打たれる思いでした。
モネ自身、そうせずにはいられなかったのでしょうし、身近な「美」に喜びを感じて向きあったのでしょう。でも、やっぱりすごい。
それを見ながら「狎(な)れない」ということの大切さを学びました。
モネの「睡蓮」の絵は、あれだけたくさんあるけれど、どれもが素晴らしい。
フラメンコで言うなら、
「同じ曲を繰り返し踊ることに飽きたり倦んだりしてはいけない。
『ソレア』なら『ソレア』を、繰り返し繰り返し踊ることが大切。
新鮮さを持ってそのつど新しい一枚の絵を描く情熱と気迫で、『ソレア』に向きあう。
その時の光で新たに照らし出された『ソレア』の魅力をしっかり表現する。
そのことにはかりしれない大きな価値と意味がある。」
そんな風に思ったのでした。
フラメンコだけではなく・・・。
同じ本(いい本)を、繰り返し繰り返し読むこと。
毎年毎年、春が来るたびに新鮮な気持ちで桜の花を撮ること。
同じ人を、新鮮な心で愛し続けること・・・。
そういうことまで考えさせられました。


4 現代アートは邪魔でした。

さて、モネの絵の素晴らしさの一方で、モネの影響を感じられる(?)20世紀の画家たちのモダンアートが展示されていましたが、正直に言ってちっともいいと思えませんでした。
現代美術の、自意識過剰な病的ナルシシズムは、まったく好きになれません。
心がモネの絵から感じ、受け取ることができるたくさんの真善美なるもの。
この現代絵画たちが私に与える、不快なものやゲッソリした気分と、まったく違う。
(毒舌でごめんなさい。)
モネならモネだけでよかったのではないかなぁ・・・。
あのスペースに、もっとモネを集めて展示してくれればよかったのに・・・もったいない。それができなかったから、ああいう余計なものを展示したのかなぁ?
まだまだま~だ、モネの絵はたくさんあるでしょう?
プーシキン美術館展で見た、緑の橋のかかる睡蓮の池の絵を・・・もう一度見たかった。(それとほとんど双子のような絵が、箱根のポーラ美術館にあります!必見!!)
日本国内だけでも、今回展示されなかったモネの作品がいくつあることか・・・。
もっともっとモネを見たかったなぁ・・・。
・・・なんて、まぁ、欲張って贅沢を言ってはいけませんね。


5 モネに見る夢

いつかフランスに行ってみたい・・・と願っています。
そしてジヴェルニーで、緑の日本風な橋が架かり、柳が風に揺れるモネの睡蓮の庭を見る。
それから、オランジュリー美術館で、壁一面の睡蓮の連作を見る。
そして、マルモッタン美術館へ行ってモネの作品をおなかいっぱい見る・・・。
夢は広がっていきます。

実は、私のこのパソコンのデスクトップには、買ってすぐの頃からモネの睡蓮の絵を置いています。毎日パソコンを立ち上げるたびに、静かで美しくうっとりするような清涼感のある睡蓮の絵を見ています。
そして、このブログ「Wonderful World」を始めた最初の日に載せた絵も、その「睡蓮」でした。

大好きなモネの絵。
何とか会期ギリギリでも混雑していても、とにかく見られたことに感謝して、心の糧にしていけたらと思います。
モネ、ありがとう!

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Author:mar(マル)
☆大切なこと
「真・善・美」な道を求めて日々成長すること。

☆好きな言葉
「世界と人生を愛すること 
苦しい時にも愛すること 
太陽の光を感謝して受け取ること 
苦しみの中でも微笑を忘れないこと」
(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

☆好きなこと
・空が好き。
・本(古典・純文学系)が好き。
・きれいな音楽が好き。
・いい映画や、美術、旅行も好き。
・木に咲く花が好き。
・花の写真を撮ることが大好き。
・色々考えることが好き。
・文章を書くことも好き。

☆好きな本
・ヘッセ『デミアン』『春の嵐』
・リルケ『若き詩人への手紙』
・高村光太郎『智恵子抄』
・三浦綾子『道ありき』『氷点』『泥流地帯』『塩狩峠』
・倉田百三『出家とその弟子』
・ドストエフスキー『白痴』『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』
・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
・トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
・ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
・サンテグジュペリ『星の王子さま』
などなど。

☆好きな映画

『初恋の来た道』『ポンヌフの恋人』『ローマの休日』『アメリ』『父と暮らせば』『ノッティングヒルの恋人』『ライフイズビューティフル』『ベティーブルー』『存在の耐えられない軽さ』『嵐が丘』『LOVERS』『汚れた血』『イングリッシュペイシェント』『エトワール』『風と共に去りぬ』など

☆好きな音楽

・グレン・グールドの弾くバッハ(特に『ゴールドベルク』)
・マドレデウス

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