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2008/10/07 (Tue) 私は主婦?

2008_1002days0016.jpg 
コスモスが風に揺れる様子がかわいらしくて、
久しぶりに、写真を撮りました。


2008_1002days0015.jpg 
この、透けるような花びらの薄さが魅力です。


2008_1002days0014.jpg 
この秋は、どんな花と出逢えるかなぁ・・・。
楽しみです。

●私は『主婦』になっちゃった?

夕食を食べながら、空(夫)に、

「今日の夕食は、ぶり大根にしようかと思ったんだけど・・・。
大根が高かったからやめちゃった~。」

と言ったら、
空(夫)は、少し悲しそうに私の顔を見つめて、

「おれは、marをすっかり『主婦』にしてしまったねぇ・・・・・・。」

と言った。そして、

「『主婦』になって欲しい、と思って結婚したんじゃなかったのになぁ・・・。
今も、それを望んでいるわけじゃないんだよ。
ごめんね。
ああ、胸が痛い・・・。」

と言って、立ち上がって、食器を洗い、お風呂を洗ってくれた。

それを聞いて、何だか私は胸がジン・・・として、ちょっと泣きたくなった。
私自身はべつに、空のせいで『主婦』にされた・・・とは思っていないのにな。
今のこの生活を、幸福に感じ、毎日を満足して過ごしているのにな。

でも、半年前までは確かに、空の言うとおり、大根の値段も知らない私だった。
仕事と踊りで手一杯。
家事は母の手伝いすら免除してもらってばかりいた。
『主婦』の仕事・・・とされるようなことを、ほぼ何もできない私だった。
(そのことこそ、人間としてどうなのよ~、過去の私、かなりダメなんじゃない?と、今は思う。)

私は、きっと、すごくすごく幸せ者なんだ。
「marを『主婦』にするつもりじゃなかったんだよ・・・。」
と言ってくれる人と結婚したなんて。
そう思うと、ジンとする。

日々大きくなるおなか。
おなかの中で、元気に動く赤ちゃん。
一方で私は、「身重(みおも)」と言う言葉そのままの、不自由な体になっていく。
おなかに赤ちゃんがいるために、思い通りに日々を過ごせないことも多い。
赤ちゃんが生まれてきたら、ましてや、自分の自由な時間をもつことは困難になってゆくだろう。
でも、小さな命の価値は、どんなものとも比べられない人生の宝。

今、空の妻であること。
これからベビィの母になること。
でも、私はそれをとても、嬉しいことだと思っている。

けれど、少し前に友人から、
「やっぱり、結婚して子供を持つことが、一番の幸福だよねぇ!!」
と言われた時には、・・・なぜだろう、軽く反発を覚えた。
「それは人それぞれでしょう。」
って言いたくなった。

『幸福』とは、もっともっと多様で、個性的なものだと思う。
別の友人は、
「結婚してて子供がいて、それでも不幸、なんていう人ゴマンといるよ。」
と笑っていたし、私もそう思う。
私は、独身時代が長めだったので、「結婚もしていない」、「子供もいない」という状態で、長く生きてきた。
でも、その時はその時で、とても満たされて幸福で、毎日は充実していた。
今と、日常の時間を占めるものの中身は違うけれど、独身時代と、今と、どちらの日々も『幸福』であることに変わりはない。

そして、今の私の身体は、私のためだけのものではなく、赤ちゃんを守るための大切な身体として存在しているのだけれど・・・。
赤ちゃんが生まれたら、(どういう形になるかは分からないけれど)きっとまたいつか踊るだろうと思う。

私自身、自分を『主婦』という肩書きを持つ人間だと認識していなかった。
(仕事を持っている、ということももちろん大きいしね。)

私は何もの?

踊ってきた私。
結婚した私。
おなかに赤ちゃんのいる私。
学校で教壇に立つ私。
本を読む私。
音楽を聞く私。
写真を撮る私。
料理を作る私。
考える私。
笑う私。
食べる私。
眠る私。
愛する私・・・。

「私」とは何・・・?
と聞かれたら、胸を張って、
「私は『私』。」
と答えられると思う。

毎日は、ささやかだけれど、精一杯で、色んなことに満ちていて、心はさまざまに動き、たくさんのことを感じる。
自分に備えられた道を、そのときどき、精一杯に歩む。
その中で、肩書きに当てはまりきらない、世界にたった一人の『私』が見えてくる。
「今も、前も、私は『私』だよ。」
と、空に言ってあげたい。
そうしたら安心してくれるかな。

空も、『夫』になり、これから『お父さん』になろうとしている。
でも、空はやっぱり、他の何ものでもない、『空』その人だよね。

みんな、「何か」にちょっとずつなりながら、でも、
「あなたは世界にたった一人の『あなた』ですよ。」
と、誰かに言ってもらえたらいいのにな。


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プロフィール

mar(マル)

Author:mar(マル)
☆大切なこと
「真・善・美」な道を求めて日々成長すること。

☆好きな言葉
「世界と人生を愛すること 
苦しい時にも愛すること 
太陽の光を感謝して受け取ること 
苦しみの中でも微笑を忘れないこと」
(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

☆好きなこと
・空が好き。
・本(古典・純文学系)が好き。
・きれいな音楽が好き。
・いい映画や、美術、旅行も好き。
・木に咲く花が好き。
・花の写真を撮ることが大好き。
・色々考えることが好き。
・文章を書くことも好き。

☆好きな本
・ヘッセ『デミアン』『春の嵐』
・リルケ『若き詩人への手紙』
・高村光太郎『智恵子抄』
・三浦綾子『道ありき』『氷点』『泥流地帯』『塩狩峠』
・倉田百三『出家とその弟子』
・ドストエフスキー『白痴』『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』
・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
・トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
・ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
・サンテグジュペリ『星の王子さま』
などなど。

☆好きな映画

『初恋の来た道』『ポンヌフの恋人』『ローマの休日』『アメリ』『父と暮らせば』『ノッティングヒルの恋人』『ライフイズビューティフル』『ベティーブルー』『存在の耐えられない軽さ』『嵐が丘』『LOVERS』『汚れた血』『イングリッシュペイシェント』『エトワール』『風と共に去りぬ』など

☆好きな音楽

・グレン・グールドの弾くバッハ(特に『ゴールドベルク』)
・マドレデウス

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