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2007/03/30 (Fri) オルセー美術館展

オルセー美術館展~19世紀芸術家たちの楽園~
http://www.orsay3.com/tokyo/index.html
Image027.jpg看板を携帯でパチリ!

ずっと「見たい、見たい」と思ってきた「オルセー美術館展」を見に、上野公園内にある都美術館へやっと行くことができた。(2007.3.30.Fri.)
上野公園の桜は満開、良く晴れて最高にいい天気。
お花見目当ての人出もすごくて、会期終了間近のこの美術展も大混雑していた。

人混みにもまれながら、それでも・・・本当に本当に行って良かった!!!
心から感動できる作品の本物に対峙できるチャンスに恵まれて、とても幸せだった。
あのゴッホが、モネが、ルノアールが、マネが、ゴーギャンが、モリゾが、ミレーが、スーラが、ホイッスラーが、ギュスターヴ・モローが、・・・夢のように並んでいた。
サブタイトルである「19世紀芸術家たちの楽園」がぴったり!
私にとっても楽園にいるような幸福な気持ちになれる美術展だった。

(私は、印象派の絵画がやはりとてもとても好きなのだ。)
絵画はやはり一人で見るのがいい。
作品と自分だけの、心ゆくまでの対話ができるから。
作品をじっと見つめていると、しだいにその絵の中にあるさまざまな音が、匂いが、光が、温度が、空気が、私を包み始める。
絵画の中を流れる時間の中に、自分自身も生きているような錯覚にとらわれるような絵が好きだ。
そのキャンバスの前にかつてたしかに居て、目の前にあるものを、あるいは自分のうちにあるものを、ひたすら見つめながら筆を走らせていた画家たち。
その目が、その心が見つめていたものが、私の心にしかと届いてきたとにき、私は大きな喜びを感じる。

絵の感想を述べ始めたらきりがない。いくつか、印象に残ったものだけ。

*エドゥアール・マネ
pt04_1.jpg「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」1872年
黒い服を着たモリゾを見つめるマネはモリゾにどんな気持ちをいだいていたんだろう。笑みを含んだやわらかな唇を、陰影のある瞳を、どんな思いで描いたんだろう。
モデルになったモリゾは、自分を見つめ描くマネをどんな気持ちで、どんな風に見つめていたんだろう。二人がどんな部屋でどんな会話を交わし、絵を描く前後の時間をどう過ごしていたのか…。聞いたこともない二人の声が耳の中に聞こえてくる。立ち上がりマネに歩み寄り、ゆっくりした動作でキャンバスをのぞき込むモリゾの姿。そんなことが想像するつもりもなく自然と心に浮かんでくる。

*ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
pt02.jpg「アルルのゴッホの寝室」1889年
大好きなゴッホの書いた、この絵。
ベッドの黄色、塗りたくられたその黄色のあまりの黄色さ、黄の匂い=むき出しの木の匂い、壁の青・・・、窓枠の濃い緑、壁にかけられた自分と弟テオの肖像、ゆがんだ部屋・・・。
強烈で純粋で不安な魂に心を揺すぶられ、泣きたくなる。
これは、日本に憧れアルルに夢を抱き、画家たちの共同生活を夢見ながら唯一の友ゴーギャンとの関係に破れ、自分の耳を切り落とし、精神病院から出たばかりの頃の作品。
ゴッホは、生きているあいだほとんど誰にも評価されず、それでも、絵を描き続けた。この絵に向かって筆を走らせていた孤独なゴッホの心を思うと、胸が痛くなる。

*クロード・モネ
大好きなモネは、二点出展されていた。
どうしてモネが好きなのか分からないけれど、モネの絵の中には、その中で深呼吸したくなるような気持ちの良さが確かにある。
「ああ、いいなぁ、せいせいするな~♪」と、心の底からくつろげるような伸びやかさ・・・。
そして、やはりモネといえば「光」。
光を感じさせてくれるから好きなのだ。
「ルーアン大聖堂」は刻々と移りゆく光の変化を描いた三十枚の連作からなる。一枚見ただけでこれだけ素晴らしいのだから、いつか三十枚すべて並べて見てみたい。
pt02_2.jpg  pt02_3.jpg 
・右「アルジャントゥイユの船着場」1872年頃
・左「ルーアン大聖堂」1893年

四月七日から六本木で開催される「モネ展」も必ず見に行くつもり、そこではどんなモネに会えるのか、本当に楽しみ。まずは、「睡蓮」!!ああ、見たいよ~!


*オーギュスト・ルノアール
もしかすると、日本一人気の高い印象派画家かもしれない(と私が勝手に思う)ルノアールの絵は、文句なしに見る人を幸福な気持ちにしてくれる。
私も小学生の頃から、彼の絵が大好きだった。
彼の絵を見ていると、彼が、人間を、人生を、世界を、「美しい」と感じ、心の底から愛していたことを感じる。だから私も幸せな気持ちになる。
彼の描く子供の瞳のなんと愛らしいことか、その頬のなでてみたいような柔らかさ。子供の腕の中にいる猫の甘えくつろいだ表情がまた絶品だ。
また、彼の描いた優しげなモネの肖像は、モネに対する親愛の情に満ちている。背景の緑色が、モネの描く「睡蓮」の絵の中にある心地よさを彷彿とさせる。
pt01_3.jpg pt04_2.jpg
・左「ジュリー・マネ」1887年
・右「絵筆を持つクロード・モネ」1875年

素晴らしい芸術作品にこうして出逢えるのは人生の大きな喜び。
そして、いつかはフランスのオルセー美術館に実際に出かけていって、これらの絵との再会を果たせたらいいなぁ・・・。そうしたら、よりいっそう大きな感動があるのだろう。

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comment

印象派の絵画は、ぼくも大好きですよー。

ルノアールなんて…、などといかにも分かったような事をいう人もいるけれど、美しいものは美しい。

ぼくは、画集などほとんど買わないのだけれど、むかーしルノアールだけは買った記憶があります。
2007/04/01 13:22 | ♪あし♪ [ 編集 ]

☆あしさんへ

私も全く同感です♪
スペインに行ったときに、美術館ばかり行っていました。ピカソやミロやダリといったスペインを代表する現代絵画や、エル・グレコやベラスケス、ゴヤ・・・。
教科書で見るような有名な絵画を一度に目にしたときに思ったのは、「とにかく無心に見て自分の心に響くものを中心に見よう。」と言うことでした。
私自身の学習不足は否めませんが、やはり心が素直に「好き!」「美しい!」「感動する!」と思うものだけが心の糧になりうるのかなぁと思っています。
時間を経て成長して後に見てみれば、違う絵をいいと思うかもしれませんね。
音楽も美術も、まだまだ学びたいことだらけです。
2007/04/01 14:52 | mar(マル) [ 編集 ]

会社勤めをしているときは 毎週のように美術館めぐりをしていたのですが、このごろかなりご無沙汰で、都会の人がうらやましいです。
オルセーは続けて2日行きました。昔の話ですが。でも 目的はアールヌーボーを中心とした家具を見るために。
教科書で眺めた絵画とならんで 家具が ヨーロッパの多くの美術館に展示されているのは わたしにとってショックでした。だから 絵は 二日も尋ねたのに もったいなことに ほとんど見ていません。
音楽も 絵画も そこに触れている空気の質で 印象が変わるように思っています。
2007/04/05 01:04 | kinokoji [ 編集 ]

☆kinokojiさんへ

本当におっしゃるとおりですね。
絵画も、彫刻も、どこで、どのような環境・空間の中で見るか、というのは非常に重要だと感じます。
フランスのオルセー美術館は、駅舎を改築した天井の高い、光の差し込む空間でしたよね。都美術館のこもったせまい空間の中で見るのとでは、ルノアールもモネも違って見えてくるのでしょうね・・・。

家具といえば、今回ジョルジュ・ラコンブの「存在」「誕生」「愛」「死」というタイトルのベッドをとりかこむ4枚のパネル木彫を見ました。「誕生」は、まさに女性の体内から赤ん坊が出てくる瞬間だし、「愛」は、ぴったりと抱き合う男女の姿(人間とはここまですき間なく、重なり合えるものなのだということになぜか涙が出る…)、「死」はやせ衰えて肉の落ちきった肉体。とにかく衝撃でした。わたしだったらこんなすごいものに囲まれたベッドでとても寝ることは出来ないなぁと。(笑)
http://www.orsay3.com/art/index.html#five
(このpageの右下にあります♪)

それにしても・・・2日も通っただなんて本当にうらやましいです!私も、ヨーロッパで美術館巡りを心ゆくまでする、というのは生涯の夢です。
2007/04/05 10:15 | mar(マル) [ 編集 ]









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印象派印象派(いんしょうは、仏:Impressionnistes)または印象主義(いんしょうしゅぎ、仏:Impressionnisme)は、19世紀後半のフランスに発し、ヨーロッパやアメリカのみならず日本にまで波及した美術及び芸術の一大運動である。1874年にパリで行われたグループ展を契機 //クラッシックの世界 2007/09/29 17:14

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Author:mar(マル)
☆大切なこと
「真・善・美」な道を求めて日々成長すること。

☆好きな言葉
「世界と人生を愛すること 
苦しい時にも愛すること 
太陽の光を感謝して受け取ること 
苦しみの中でも微笑を忘れないこと」
(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

☆好きなこと
・空が好き。
・本(古典・純文学系)が好き。
・きれいな音楽が好き。
・いい映画や、美術、旅行も好き。
・木に咲く花が好き。
・花の写真を撮ることが大好き。
・色々考えることが好き。
・文章を書くことも好き。

☆好きな本
・ヘッセ『デミアン』『春の嵐』
・リルケ『若き詩人への手紙』
・高村光太郎『智恵子抄』
・三浦綾子『道ありき』『氷点』『泥流地帯』『塩狩峠』
・倉田百三『出家とその弟子』
・ドストエフスキー『白痴』『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』
・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
・トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
・ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
・サンテグジュペリ『星の王子さま』
などなど。

☆好きな映画

『初恋の来た道』『ポンヌフの恋人』『ローマの休日』『アメリ』『父と暮らせば』『ノッティングヒルの恋人』『ライフイズビューティフル』『ベティーブルー』『存在の耐えられない軽さ』『嵐が丘』『LOVERS』『汚れた血』『イングリッシュペイシェント』『エトワール』『風と共に去りぬ』など

☆好きな音楽

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