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2007/12/24 (Mon) クリスマスに

2007_1218days0111.jpg
これは、花屋さんの店先で「大特価350円」。
貧弱にヨロヨロ咲いていたシクラメン。
家に連れて帰ってほぼ一ヶ月経ちましたが、元気いっぱい!
本来の華やかさを取り戻し、炎の揺らめきのように咲いています。


2007_1218days0087.jpg
シクラメンのうしろに大好きなクリムトの絵を額に入れて飾っています。


2007_1218days0112.jpg
花びらの先のフリルがとっても可愛い。

☆クリスマスに贈る言葉

クリスマスですね。
2007年前、遠く遠くの馬小屋で、小さな赤ちゃんが生まれた日。

大好きな作家ヘルマン・ヘッセがクリスマスカードに書いて送ったという文章を、クリスマスにみなさんに贈りたいと思います。

「所有と権力を求めるためのどんな努力も、私たちからエネルギーをうばい、私たちを貧しくするのに対して、そんなささやかな無私の献身でも、どんなかたちの思いやりでも、どんな愛でも、私たちをよりゆたかにするということは、古今を通じての人生知の不思議な、しかし簡単な秘密です。
それをインド人たちは知っていて、教えた。そしてその後、賢いギリシア人たちが、それからイエスが、そしてそれ以来なお何千人の賢人や詩人たちが教えました。
彼らと同時代の金持ちや王たちが忘れられてしまい、消え去ってしまった一方で、あの賢人や詩人たちの作品は時代を超越して生き続けているのです。
イエスであろうが、ブッダであろうが、プラトンであろうが、シラーであろうが、あるいはスピノサであろうが、君たちは誰の教えを信じても良いでしょう。

人をこの上なく幸せにするのは、権力でも、所有でも、認識でもなく、ただ愛だけだというのが、誰の教えでも究極の叡智なのです。
どんな無私の行為、つまり、愛ゆえの断念も、同情からの行為も、自己犠牲も、すべてことごとく「与える」という行為であり、一種の自己掠奪のように見えるけれど、それはより豊かになることであり、より偉大になることであり、やはり前へ、上へと通じる唯一の道です。
それはひとつの古い歌です。
私は下手な歌い手であり、説教者です。
けれど真理はすたれることなく、それが今、どこか砂漠で説教されようと、ひとつの詩にうたわれようと、新聞に印刷されようと、どんな時代にも、どんなところでも、真理として通用するのです。」
(1907年 「クリスマスに」 ヘルマン・ヘッセ)

今からちょうど百年前のクリスマスに、ヘッセはこの文章を書きました。
愛すること、愛を与えることだけが、唯一無二の道。
愛すること、それだけが、前へ、上へと進むための唯一の道。
ときどきこのことをしっかり思い出して見つめる時間が必要なほどに、人間は(私は)エゴから離れられず、愛することを困難に感じたり、おっくうがったりする生き物だなぁと感じます。
どんどん孤独になって生きるのが苦しいとき、そんな時は、人を愛せず自分自身しか愛していない時、もしくは人は愚か自分自身すら愛していないときです。

「愛する」、というのは大げさなことではなく・・・。
温かい笑顔、優しい言葉、素直に感謝する心・・・そんなささやかなものにこそ、存在しているのかもしれません。

そうは言っても私は、意地っぱりで気むずかしくてへそまがりで毒舌。他人に厳しく自分に甘い。
思い通りに清く優しくは生きられないほど弱く、愚か者だけれど・・・。
時にこうして、大事なことを思い出すのも良いかなぁと思います。
だって、クリスマスですものね!


☆けなげなシクラメン

私は、単純に、「愛情には愛情が還ってくる」、と信じているところがあります。
ダイレクトにすぐその場で与えた本人から、・・・ではなくとも、巡りめぐって・・・。

それは、こんなところからも感じます。
最近、植物を育てながら、「献身的でいじらしいなぁ・・・」と思います。
花はやっぱりとっても優しいんですよ。

安く買ってきたシクラメンふた鉢。
前回載せた白は500円、今回のピンクは350円、どちらも見捨てられかけた見切り品、サービス大特価商品でした。
花屋の店先の冷たい風の中で、細い茎をあちこちバラバラの向きににひょろひょろ倒しかけ、貧弱な花を寒そうに咲かせていました。
なんだかかわいそうになって。美しくゴージャスな花ではなく、こちらを選びました。
それでも今は、真っ直ぐな茎をみずみずしく立たせて、次から次へと美しい花を咲かせています。

連れ帰ってきて、私がしたことは、日中は日当たりのいい場所に移動させることと、様子を見て花と対話しながら適度に水をあげること、たったこれだけです。
あとは、植物そのものの持つ力、太陽の力、水の力、土の力・・・・。
でもシクラメンは、けなげに一生懸命に美しい花を咲かせて、私のしたその何倍もの喜びを返してくれる。
ありがたいなぁ、と思います。
「無私無欲に、ただ命を咲かせることの美しさ」を感じさせてくれて。

うちの犬も猫も、同じです。
手をかける何倍もの愛と喜びを、惜しげもなく返してくれる。
赤ちゃんももちろんそう。
そして、不精者の私は、人にしてあげられていることよりはるかに、色々なことをしてもらってばかり・・・。こんな私に優しくしてくれて、みんな本当にありがとう!
そんな自分を反省しつつ、優しい私になれることを願いながら、のんびりのどかなクリスマスを過ごそうと思います。

みなさんにとっても、いいクリスマスでありますように!

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comment

marさんの愛は、間違いなくシクラメンに通じていますねー。
2007/12/25 10:45 | ♪あし♪ [ 編集 ]

☆あしさんへ

やった~ヽ( ´ ▽ ` )ノ ♪
もしそうなら本当に嬉しいなぁ。
愛を感じて、こんなにけなげに咲いてくれているのだとしたら、すごいことですよね。

何事にも、手をかけ、愛情をかけることが大事なのですね。
2007/12/25 11:31 | mar [ 編集 ]

愛する事、感謝する事、笑顔でいる事。
ただそうやって生きていけたらいいなと思っています。

marさんに命を吹き返してもらったシクラメンは幸福ですね。
生きている花だもの。
marさんの愛を感じて「美しく元気に咲く事」で愛と恩を返しているのでしょう。

そういう小さな愛や感謝が繰り返されて、人は笑顔になるのですよね。
未熟な自分でも、何か人のためになっていたり、笑顔を与えたりできてるんじゃないかと信じてます。

メリークリスマス!
2007/12/25 19:37 | erte [ 編集 ]

marさんに愛されたシクラメンたちは、
成長し活き活きと花を咲かせることが
うれしくてうれしくて仕方がないのでしょうね!
marさんの優しさに包まれていることを
花も茎も根っこも感じていることでしょう・・。

「手をかける何倍もの愛と喜びを、惜しげもなく返してくれる。」
ただ、ただうれしいんですよ!きっと!
それこそ無垢な気持ちで、うれしいですよ!
marさんに接することができ、
marさんに育てられていることが、
素直にうれしいんですよ・・!
喜びをかくしきれないほど・・。
あふれるほどに・・・。

このwonderfulworldというコミュニティに
集う私たち・・。(偉そうな言い方で
すいません・・)

実は以前からず~~~と
思っていたことを書きますね・・。
僕はときどきmarさんを北極星のように
感じていました・・。

marさんが
そこにいるだけで、まわりの人たちが
優しさや安らぎや癒やし、温かい心、
知恵、女性らしい愛情・・、ほかにも
たくさんのことを与えてもらっていると
思います・・。

そのことに一番気付いていないのは
誰でもないmarさん自身でしょうね・・。

星の、自らの放つ清らかな光は、
実は自らが
いかに明るいかを知らないのと
同じように・・。

愛にはいろんな形があるということを
以前聴いたことがありました・・。

「与える愛」「許す愛」そして
「存在の愛」・・・。
そこに在るだけで、
そこでほほえみかけてくれるだけで
もうすでに愛を分け与えている存在・・。

marさん・・。
北極星のような人。
「存在の愛」のような人・・。

marさんを、ず~と前から
そのように感じていました・・。
きっとここに集うみなさんも
同じようなことをきっと感じていたと
確信しています・・。

シクラメンたちが綺麗に咲くのは
そんな理由からだと思います・・。

2007/12/26 21:37 | takashi [ 編集 ]

いつも素敵なお写真とメッセージで幸せにしてくださってありがとうございます。おかげさまで見返りなくも思い遂げられるとーっても幸せなクリスマスでしたよ♪
昨日近所のスーパー内の花屋さんでまだりっぱに咲き誇っているポインセチアの鉢がなーんと105円の特価になってました・・。クリスマスも過ぎて見向きもされない状態?ここはmarさん見習って私が連れて帰ろう!と決意し、他の買い物済ませた後で花屋さんに戻ると、タッチの差でお買い上げになられたご婦人が。ちょっと残念でしたがきっとそのご婦人も大事にお世話されるだろうと思い、嬉しい気持ちで見送りました。
こんな小さなしあわせもmarさんのおかげですね、ありがとうございました!
2007/12/29 10:51 | March [ 編集 ]

☆erteさん

大好きなerteさん、今年はこうしてこの場を通じて色々と仲良くしていただき、本当に嬉しかったです。
erteさんは私をたくさん励まし、笑顔にさせてくれ、さまざまに考えるきっかけをくれましたよ。
本当にありがとう!!

植物は良いですね。
人を傷つけることなく、ただただ自分自身の命を生きている、それだけで美しいのですから。

毎日色々なことがあるけれど、人の中には悪いものだけが詰まっているわけではないことを信じて、明るい方を向いて進んでいきたいなぁと思います。
これからもよろしくお願いします!
2007/12/29 11:10 | mar [ 編集 ]

☆takashiさんへ

そんな風に言っていただけて、本当にありがとうございます。
でも、上にも書いたとおり、私は、
「意地っぱりで気むずかしくてへそまがりで毒舌。他人に厳しく自分に甘い。思い通りに清く優しくは生きられないほど弱く、愚か者・・・」
だなぁと、しみじみ感じる今日この頃・・・。
なかなか成長しないものですが、そんな私のこんなマジメブログをいつも見て下さって、本当にありがとうございます。
何だか誉めていただきすぎて申し訳ないきもちです。
でも、前と違うのは、自分のダメなところがあっても良いのかなぁと(笑)、なかなか・・・思うように完全ではいられないのはしかたがないことなので、受け入れて付き合っていこうと、そう感じています。
コメントを下さるみなさんの懐の大きさに甘えながら、来年もブログもマイペースに続けて行けたらいいなぁと思っています。

takashiさんこそ、お忙しいお仕事の合間をぬっていつも優しく温かいコメントを下さり、どれほど感謝をしているか、言葉にできないほどです。
たくさんの励ましに、とても力をいただいてきました。
そして、takashiさんのご家族に対する愛情には、いつも温かい美しいものを感じさせていただいて、とっても幸せな気持ちにしてもらってきました。
かわいいいっちゃん、かわいいしんちゃん。
takashiさんの写真を通じて、私はすっかり二人の大ファンになりましたよ!!!
仲良し兄弟、そしてハートのあったか~~~~いお父さん、目に浮かぶようです。
これからも、ご家族の幸せが、いつまでもいつまでも続くことを、心からお祈りしています。
そして、これからも、笑顔の輝くような素敵な素敵な写真、楽しみにしていますね!!
それを見て、私もいつもパソコンの前で笑顔にしてもらっています!

本当にありがとう!
そして、これからもどうぞよろしくお願いします。
2007/12/29 11:24 | mar [ 編集 ]

☆Marchさんへ

コメント本当にありがとうございます!
素敵なクリスマスになったようで、よかったですね。

そして、ポインセチアも、Marchさんのところに行けなかったのはちょっと残念だけれど(?)、きっと大事にしてくれる人のところで、けなげに赤い葉を広げているのでしょうね。
季節のものって、その時期が過ぎると邪険にされてしまうのですね。
みんな赤とみどりの葉が「クリスマスらしい!」って喜んで、店先がポインセチアだらけになるほど好まれるのに、ちょっとかわいそう・・・。
以前、海外でクリスマスプレゼントにされる子犬が、クリスマス時期が終わるとたくさん捨てられてしまっているというひどいニュースを聞いて、犬好きな私はビックリ仰天、驚いたことがあります。
どちらにしても人間って自分勝手・・・。
植物も動物も、命は永遠ではないのだから、大事にしたいものですね。

年末のあわただしい時期ですが、どうぞお身体に気をつけて、お元気でお過ごし下さいね~♪
2007/12/29 12:40 | mar [ 編集 ]

愛・・・・

これ今読んだのね・・・遅っ!!!!ごめんなさい・・


恋はするもの。
愛は感じるもの。

・・・・なんて話を一回りも下の男の子と・・・していた所でした。

愛の意味・・・・
解らなくても感じる事だよ・・・と
説明の着かない話はエンドレス・・・

無償のものは形も無くて、ひとそれぞれで・・
難しいけれど・・・・

寒さの中で咲く、凛としたシクラメンの様に
真っすぐで、たおやかなもの・・・・でしょうかね・・・


marさん、たくさんありがとう!!!
これも限りの無い愛ですな・・・・・


2007/12/29 14:15 | さるしおん [ 編集 ]

先生ー♪冬休み楽しんでますか?笑
また見に来ます
あでゅー
2007/12/29 22:10 | さり [ 編集 ]

☆さるしおんさんへ

クリスマス、いかがお過ごしでしたか?
大きな大きな愛の中で、いつも許されて、そして愛されているさるしおんさんを、とってもうらやましく思いますよ。

クリスチャンの作家・遠藤周作の本を読んでいるとき、
「私が神さまの手を離しても、神さまがわたしの手を離さないのです。」
という言葉を読みました。
人間をあいだに挟まずに・・・直接神さまとつながれれば一番良いのになぁと思います。
そこが私にとってはやっぱり信仰を持つ持たないの決断のネックです。
・・・いや~、色々あるなぁ・・・。
(* ̄ー ̄)・・・・。

でも、世界は愛でまわっている・・・!!
なんて信じられたらどれほど毎日を安心に暮らせるだろう、なんて思ったりもします。
誰の中にもある優しさ・・・人間としての優しさ・・・美しさ、そういうもので満ち満ちた世の中であったらなぁと願います。

さるしおんさんこそ、いつもたくさんの愛をありがとう!!


2007/12/30 23:14 | mar [ 編集 ]

☆かわいいさりちゃんへ

コメントありがとう!!!!!
かわいいさりちゃんのお顔を見られないのはちょっとさみしいけれど、あの明るくかわいい笑顔で毎日を過ごせるように、いつも祈っているよ!

さりちゃん、大好き~♪
2007/12/30 23:16 | mar [ 編集 ]









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プロフィール

mar(マル)

Author:mar(マル)
☆大切なこと
「真・善・美」な道を求めて日々成長すること。

☆好きな言葉
「世界と人生を愛すること 
苦しい時にも愛すること 
太陽の光を感謝して受け取ること 
苦しみの中でも微笑を忘れないこと」
(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

☆好きなこと
・空が好き。
・本(古典・純文学系)が好き。
・きれいな音楽が好き。
・いい映画や、美術、旅行も好き。
・木に咲く花が好き。
・花の写真を撮ることが大好き。
・色々考えることが好き。
・文章を書くことも好き。

☆好きな本
・ヘッセ『デミアン』『春の嵐』
・リルケ『若き詩人への手紙』
・高村光太郎『智恵子抄』
・三浦綾子『道ありき』『氷点』『泥流地帯』『塩狩峠』
・倉田百三『出家とその弟子』
・ドストエフスキー『白痴』『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』
・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
・トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
・ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
・サンテグジュペリ『星の王子さま』
などなど。

☆好きな映画

『初恋の来た道』『ポンヌフの恋人』『ローマの休日』『アメリ』『父と暮らせば』『ノッティングヒルの恋人』『ライフイズビューティフル』『ベティーブルー』『存在の耐えられない軽さ』『嵐が丘』『LOVERS』『汚れた血』『イングリッシュペイシェント』『エトワール』『風と共に去りぬ』など

☆好きな音楽

・グレン・グールドの弾くバッハ(特に『ゴールドベルク』)
・マドレデウス

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