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2006/10/10 (Tue) 癒しの旅

先週、大好きで大切なきみこさん・さぁちゃん・げた君に会いに、静岡県は浜名湖の西、湖西市に一泊二日で小さな旅をしてきました。

★出逢い

きみこさん、さぁちゃん、げた君。
この3人と出逢ったのは、今年の春3月でした。
福祉の道を志していた我が踊りの師匠・H君先生のご縁で、「エイブル・アート」という企画に参加させてもらったときのことです。
エイブル・アートとは、ハンディを持つ人とアーティストのコラボによって舞台作品を造りましょう、というもの。舞踊団のみんなで湖西市に行って、素敵な「仲間たち」と共にフラメンコの公演をさせてもらい、本当に心に残る、素晴らしい時間をすごすことができました。
(その時の公演をもとに、今年の10月28日に東京公演をさせてもらえることになっています!)
*エイブル・アート 公式ホームページ 
http://www.ableart.org/
*春におこなったエイブル・アートの公演について書きました
 
http://luna-y-sol.spaces.live.com/Blog/cns!143A9F9C48AC9CF6!1558.entry

優しい笑顔の癒し系「さぁちゃん」こと「さゆりちゃん」は、ダウン症を持っています。
明るくて優しくて素敵な「きみこさん」は、さぁちゃんのお姉さん。
優しくさわやかな好青年・・・なんだけど、なぜか下駄を履いている「げた君」は、みんなのからだのケアをする理学療法士の先生です。
最初に仲良くなったのは、さぁちゃんの舞台メイクをお手伝いさせてもらったときだったように思います。さぁちゃんは、私たちのことを何度も「かわいいね」「きれいだよ」とにっこり笑顔でほめてくれました。「人生でこんなに真っ直ぐにほめられたことはないかも・・・!」と思うぐらいに、たっぷりほめてくれるのです。その時からさぁちゃんに心を溶かされて、すっかり大好きになりました。
それから、そのエイブルアートの舞台の後の打ち上げできみこさんを介し、げた君とも親しくなり、その後もメールのやりとりをしたり、発表会をわざわざ東京まで見に来てくれたり、私のブログも見て励ましてくれたりでますます仲良くなりました。
そこで今回、きみこさんの「癒しの旅に出かけましょう!」と誘っていただいたお言葉に甘え、新幹線に乗って会いに行かせてもらいました。
旅って不思議・・・たった1泊2日だったのに、なんだかとてもたくさんのことがあったように感じています。行って良かった・・・と、心から感じています。

★癒しの旅

浜松駅で新幹線を降りると、満面の笑みできみこさんとさぁちゃんが迎えてくれました。さぁちゃんとの久々の再会、嬉しくてお互いすぐにハグハグ抱き合って喜び合いました。
きみこさんの運転で、しっとりと気持ちの良い小雨の中、秋の山道を緑を見ながら快適にドライブして、阿寺の七滝や鳳来寺を案内していただきました。
車の中でさぁちゃんは静かに窓の外を見ています・・・。ちょっと眠くなっているみたい?

20061010153501.jpg
さぁちゃん&きみこさん姉妹 at 鳳来寺
(許可をいただいて載せました。この優しい笑顔に癒されてください。)

きみこさんと私はドライブ中にひたすら色々なお話しをしました。
きみこさんの人生をうかがうと・・・今の明るい様子からは想像もつかないほど、本当につらく大変なことがたくさんあったのだということを(それはさぁちゃんの身にも同じこと。)・・・しみじみと感じました。
とてもそんな出来事を受け入れて乗り越えていくのが困難に思えるような、大きな苦しみを引き受けなくてはならなかった・・・。それを思うと、なぜこのような優しい人がそんなつらい目に遭わなくてはならなかったのかと、私も本当に胸が痛くなります。
「そんなつらかった時にH君先生と出逢って、フラメンコを踊って・・・とっても元気になれた」と言ってくれたのが本当に嬉しかったです。
そうして今のきみこさんの明るい笑顔を思うとき・・・、それが、どれだけの涙に洗われた果ての笑顔なのかを思うとき・・・、なんて美しい笑顔なのかと、あらためて貴重に大切に思わずにはいられません。
そしてあの優しいさぁちゃん・・・人を手放しでほめてくれ、たくさんの笑顔を見せてくれるやさしいさぁちゃんもまた、多くの悲しみを乗り越えてなお、運命を恨まずに笑顔で人に優しくして生きてきたのだと、尊敬の気持ちでいっぱいになりました。
つらい経験があるからこそ、涙に洗われた心があるからこそ、本当に人に優しくすることができる二人。
このように、出会ってまだ日の浅い私を、「遊びに来ませんか?」と気軽に誘ってくださり、貴重な時間を割いて案内してくれる優しさに、本当に感謝して嬉しく思いました。
そうそう、きみこさんとたくさんお話した中で、「愛する方が幸福か、愛される方が幸福か・・・。」という質問を受けました。その後さまざまに考え続けているのですが、それについては書き出すとなが~~~~~~くなりそうなので(笑)、またあらためて、別に書きたいなぁと思っています。(きみこさん、待っててね~!)
二人と一緒にいて、笑顔でたくさん楽しくお話しして、きれいな自然に触れて、ちょっぴり疲れ気味だった私の心も本当に癒されました。

20061010130655.jpg

*阿寺の七滝 http://www.honokuni.or.jp/hourai/tana.html
阿寺の七滝は日本の滝百選にも選ばれているそうです。繊細な流れが気持ちよかったです。滝が大好きな私・・・。マイナスイオンをたくさん浴びてリフレッシュしました。

20061010130708.jpg

*鳳来寺山 http://www.honokuni.or.jp/hourai/thoji.html
まるで中国の水墨画の風景のような切り立った岩山の連なりが雲の中に見える鳳来寺山。
「仏法僧」というありがたい鳴き声で鳴くとされるコノハズクという鳥のいる山としても有名なのだそうです。
歩くうちに、なぜか遠くから音楽が聞こえてくる。琵琶や尺八、少年少女合唱団の歌声(?)まで幽妙な景色にとけ込んで響いてくる。何だろう・・・、と思ったら、NHKの番組の収録をしていました。
そのおかげで景色に良く合った素敵な生演奏を聴けたばかりでなく、年に一度しか拝めないというこのお寺のご本尊(仏さま)までライトアップされて丸見えになっていて、かなり幸運でした!
(放送は2006年11月22日21時NHK・BSの予定だそうです。要チェック!)
このラッキーはきみこ&さゆり姉妹のツキの良さ?


さて、それから湖西市に戻り、美味しく夕食をいただいて。(ごちそうさまでした!)
時間が経つごとに、さらに素敵なメンバーが増えていきました。
きみこさんの優しいダーリンとかわいい息子のまさやくん、お仕事から駆けつけてくれたげた君、きみこさんの友人の、陶芸家のさちこさん(川原亜矢子似のすごく素敵な女性)ととっても面白いしげるさん(シルバーアクセサリー造りを趣味になさっているというセンスの良いお方)。
みんなで高台にある展望台で、浜名湖越しに見えるきれいな夜景を見ました。
東京で見るような、高層ビル群の夜景とはまた違っていて、平らに遠く広がっていく灯り。
・・・一つひとつの灯りが柔らかく揺れているように感じたのは小雨のせいでしょうか?
それとも私の心のせい?
なんだか、とっても楽しくて楽しくて、すべてが幸福で、ず~っと笑いっぱなし・・・。
素敵な時間を一緒に過ごしてくださったみなさんに本当に感謝です。

それから隣町にあるきみこさんの勤務先の保養所(大浴場あり。ホテルのよう。)に泊まらせてもらって(ここではスペシャルな特典つき!!でした。)一日目終了。

次の日は、げた君に案内していただいて、鍾乳洞(竜ヶ岩洞。これについては色々と思うところがあったのでまた別に書きます。)や、展望台や、浜松城公園に行きました。
げた君は・・・もちろん下駄をはいていました!
(車の中では裸足で運転するのです。)
そこが彼の魅力です。
足もと以外は、一見、本当にごく普通の爽やか好青年・・・という雰囲気なんだけど、下駄をはいているという、そこに象徴される、何か「枠にとらわれない自由な感性」が、彼を彼たらしめている・・・と思いました。
その部分をこれからもぜひ無くさないで、むしろ伸ばしていって欲しい・・・と思いました。
話せば話すほどに、よりいっそう、実はただ者ではないげた君の個性を感じました。
踊り手としての身体のあり方の相談からはじまって(何しろげた君は理学療法士さんですから、身体のプロです。)、ひとつの道を究めるということや、「守・破・離」という言葉についてや、もっと・・・・・・たくさん色々と話をしました。
でも、(そこがまた彼の不思議なところですが)どんな話をしていても、常に、一緒にいる人が快適だと感じられるような、明るい清潔な雰囲気が保たれているのです。会話は深くはなるのだけれども、重たくはならないで、なぜか悪い方向にも行かないだろうという安心感がある。
軽やかな深さ、そして温かくて、明るく楽しい雰囲気。
この、なかなか得難いすばらしい長所は、お仕事がらでしょうか?
それとも、そのような個性の持ち主だからこそ、人を癒す理学療法士というお仕事を選んだのでしょうか?今回の旅で再会するまでは、彼がそのような人であるということに、はっきりとは気付いていませんでした。だから、新たな発見でした。
げた君は、「下駄をはいていても、どんな場所ででも、グラグラしない自分になる!」と言っていました。グラグラしないげた君へと成長していく今後が楽しみです。
おかげさまで、とても楽しい一日を過ごさせてもらうことができました。
(下駄は、雨の日の鍾乳洞や斜面に適した履き物ではなかったようですが(笑)、でも、どうぞこれからも下駄をはいたげた君のままでいてくださいね!)

★終わりに

大切なことの多くは、言葉にはできません。

今回の旅で私が、共に過ごした人たちの言葉から、笑顔から、もらったもの。
小雨の中の落ち葉の甘い香り・・・。
金木犀の香り・・・。
色づき始めた木々の葉の優しいグラデーション。
ときおり雲間からさした光・・・。
そっと、記憶の中に大切にしまっておきたいような、ほんのり心が温かくなる時間。

書いたことがすべてではなくて、もっともっと素敵で素晴らしかったと思うのだけれど・・・。どれだけ時間をかけても、とても書き尽くすことはできません。
そのことを自分で忘れないようにしたいと思います。

次に会うのは東京で!!ですね。
あと2週間ちょっと。
エイブル・アートの東京公演で会えるのを、本当に楽しみにしています!!

このような時間を過ごさせてくれた、きみこさん、さぁちゃん、げた君、みなさん、本当に本当にありがとうございました!またすぐに会おうねぇ!!

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comment

ダウン症の子たちって本当に優しいですよね。
ハンナの中学校すぐ近くに障害者の施設があり、一度たずねたことがあるのですが、ダウン症の子(といってもここは大人の施設)はとてもとてもやさしくて感激した覚えがあります。
そして、母となっている今、ダウン症をもつ同じ母親と知り合いになる機会があり、お話を伺うとそれはそれは壮絶で・・・。でも、その子の下には年子で双子がいたりしたんです。風邪ひこうものなら3人めぐりめぐって大変だそうです。2人でも悲惨なのに・・・。
なのにいつもニコニコしていてほんとうに癒された。。。
そして、長女の保育園時代のクラスには障害をもった子がいたのですが(この子は出生直後の高熱で脳に障害を負ってしまったのです)その子は入園当初、ニコニコしているものの少し緊張気味?だったのですが、次第にほぐれていって・・・おまけに、歩けなかったのになんと!小走り出来るまでになったんです。たった、半年で!!!子供たちも子供たちで仲良しだし、お母さん方も皆仲良しになり、運動会ではかけっこで一人で完走したんです。皆の応援もありましたが、クラスの子供たちは、自分がゴールしているにもかかわらず駆け寄って一緒に走る!!!でも、手は貸さないんです。
この子の親はもちろん号泣でしたが周りにいたわたしたちも、そして担任の先生も皆、涙・涙・・・でした。
また、保育園自体がとてもよかったし、担任の先生にも恵まれていたんですけどね。クラスの母達も皆仲良しでしたし。。。
2006/10/11 22:30 | ハンナ [ 編集 ]

ハンナさんへ
ハンナさん、いつもあたたかいコメント本当にありがとうございます。
そうですか・・・・その運動会の場面を想像すると、私まで感動してしまいます。障害を持った人と接することによって、周りの人間がむしろ活かされ、成長させてもらえる機会をもらうことができるように思います。その子と一緒に走った子供たちの胸には・・・一生消えない素晴らしい思い出が残ったことでしょう。どうか、その体験を忘れることなく、大人になっていって欲しいと願わずにはいられません。

この秋またエイブル・アートで一緒に踊ってくれる仲間たちは知的障害を持つ人中心で、ダウン症の方が数名いますが、みんな本当に音感がいいんです!!
すごくダンスが上手で、リズム感や、音に対する反応・・・すごいなぁと驚くほど!
みんなのこと、すぐに大好きになって仲良しになりました。
そして、今回会いに行ったさぁちゃんは、本当に優しくて優しくて、笑顔がとってもきれいなんです。まるで私の気持ちを何でも分かってくれるかのように、じっと目を見て「marちゃん、かわいいよ。きれいだよ~。」と、頭を撫でてくれたり肩を抱いてくれたり・・・。自分の未熟さに凹みがちなわたしは、そんな優しい言葉をかけられて、思わず涙ぐみたくなります。

障害・・・って、一体何なのでしょうねぇ・・。
私の方が、よっぽど不自由な心を持っているように感じています。
さぁちゃんを昔から知る人が、「あの子が人の悪口を言ったのは、一度も聞いたことがない。」と、おっしゃったそうです。
人の悪口を言わない人・・・私のまわりに、私を含め、一体どれほどいるでしょう。
私より、ずっとずっと優しくて、心のきれいなさぁちゃんなんです。
東京でもうすぐ一緒に踊れるのが本当に楽しみです!
2006/10/11 23:00 | mar(マル) [ 編集 ]









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mar(マル)

Author:mar(マル)
☆大切なこと
「真・善・美」な道を求めて日々成長すること。

☆好きな言葉
「世界と人生を愛すること 
苦しい時にも愛すること 
太陽の光を感謝して受け取ること 
苦しみの中でも微笑を忘れないこと」
(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

☆好きなこと
・空が好き。
・本(古典・純文学系)が好き。
・きれいな音楽が好き。
・いい映画や、美術、旅行も好き。
・木に咲く花が好き。
・花の写真を撮ることが大好き。
・色々考えることが好き。
・文章を書くことも好き。

☆好きな本
・ヘッセ『デミアン』『春の嵐』
・リルケ『若き詩人への手紙』
・高村光太郎『智恵子抄』
・三浦綾子『道ありき』『氷点』『泥流地帯』『塩狩峠』
・倉田百三『出家とその弟子』
・ドストエフスキー『白痴』『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』
・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
・トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
・ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
・サンテグジュペリ『星の王子さま』
などなど。

☆好きな映画

『初恋の来た道』『ポンヌフの恋人』『ローマの休日』『アメリ』『父と暮らせば』『ノッティングヒルの恋人』『ライフイズビューティフル』『ベティーブルー』『存在の耐えられない軽さ』『嵐が丘』『LOVERS』『汚れた血』『イングリッシュペイシェント』『エトワール』『風と共に去りぬ』など

☆好きな音楽

・グレン・グールドの弾くバッハ(特に『ゴールドベルク』)
・マドレデウス

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