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2006/10/17 (Tue) 鍾乳洞に思うこと

V4010602.jpg
風に揺れるコスモス・・・ちょっとピンぼけ。
青い空に映えています。
携帯で撮りました。


 ★鍾乳洞に思うこと

湖西への旅のことを書いた「癒しの旅」に書きましたが、鍾乳洞に連れて行っていただきました。その時思ったことを忘れないうちに書いておこうと思います。
竜ヶ岩洞(鍾乳洞) http://www.doukutu.co.jp/

生まれて初めての鍾乳洞。
まるでスペイン・バルセロナの建築家ガウディの作った建物みたい。
(と言うよりむしろ、ガウディ作品が鍾乳洞みたい・・・なのでしょうね。)
中はひんやりしてて・・・ちょっぴり寒かったです。

鍾乳洞はとっても不思議・・・。
2億5千年前の地層にできていて、あのつらら(?)(鍾乳石、と言うらしい。)は100年で1cmしか伸びないのだと、はじめて知りました。
100年で1cm・・・。
なんて、なんてゆったりなんでしょう!!
人間にとってはたとえ「1年」という時間ですら、いえ、もし真剣に生きるのであればたった「1時間」ですら、泣いたり・笑ったり・悩んだり・怒ったり・喜んだり・・・決して短い時間ではないのに、鍾乳石にとって「100年」とは、たった1cm伸びるための時間でしかないのです。

つららの先に、水滴がついている。
そのしずくが落ちる瞬間を見たくて、ずっとずっと見つめていましたが、なかなか落ちてくれない。
すべてがじっくりゆったりとした、停止したような時間の中にある。
人間的な時間の観点に立って物事を見ていてどうにもならずに息詰まってしまったようなときは、あの、ゆるやかな時の流れの中で存在している鍾乳洞のことを思い出そうと思います。
目に見えないぐらいゆっくりゆっくりと・・・でも確実に変化していく自然の神秘。
何事も変化していないように表面上は見えても、深部で物事はささやかに、でも、止まることなく動き続けているという事実。


パンフレットのキャッチコピーも素敵です。

「大地を潤した水は、

やがて地下へもぐり、

静かに仕事を始めます。

ただひたすらにそれを続けます。」

・・・ただひたすらにそれを続けます・・・というところが特にいい。
たまらなく心に響きます。
ほんのわずかずつしか進んでいくことができなくても、「ただひたすらにそれを続けます」
・・・そんな人生、良いなぁ・・・。

小さな壺が実験で置かれていて、その壺を鍾乳石がおおうのは、なんと、5000年後の予定だそうです。
5000年後!!!!
今生きている人間の、誰ひとりとしてその結末を見ることのできない実験です。
悠久の・・・広漠とした時間の中に取り残されたような小さな壺。
その壺を、めぐりめぐる輪廻転生の果てに、私はふたたび見ることができるでしょうか。
5000年後の地球、5000年後の世界は、どうなっているんだろう・・・。
もしかしたら地球自体存在していないかもしれない。
でも、5000年後の世界にぽつんと存在し続けている乳白色の鍾乳石におおわれた小さな壺を、心の中に思い描くとき・・・。何だか漠然とした「希望」、の、ようなもの、を、ほのあたたかく胸に感じることができるのです。
・・・5000年後、見ることができたらいいなぁと・・・思います。ひっそりと、人知れず乳白色の鍾乳石におおわれた小さな壺を・・・。
その時、私の好きな人は、輪廻転生の果てに、ふたたび側にいてくれているのでしょうか。
現世で縁があって出逢った人。
きっと出逢う運命だった人・・・。
その「出逢い結ばれるはずの運命」は、いつ始まり・・・どこまで続いていくのでしょう。個体としての命の長さを越えて縁は続いているような幻想を抱きます。
「時を越えて結ばれている運命」・・・なんていうことを考えてしまうのは、今の私が舞台「flamenco曽根崎心中」に向かって日々を熱く生きているからかもしれません。 
共に死を選ぶことによって結ばれようとする二人・・・「愛は命をも越える・・・」ということを感じられる作品。リハを見るたびに、この舞台に立つのはもう6年目なのに、また二人の真実の愛に心を打たれて泣いてしまう。


世界を今あるような形に造ったのは誰(何)?
気の遠くなるような時間の果ての、鍾乳洞の成り立ち・・・。
それらを造った何ものかが、私のことをもまた造った、という事実。
私も世界の自然の一部で、身体も心も絶え間なく、そして少しずつ少しずつ、変化し続けている。
少し前の私と、今の私・・・もう、すでに違ってしまっている。
とどめようもなく・・・・。
冷たかった手に吹き込まれる命の温度、そのぬくもり。
運命はいったい私を、どこに運んでいこうとしているの?
なんだか生きていくスピードの速さが恐い、でも、とことん果てまで見てみたいような・・・。
でも、ゆっくり・・・ゆっくりがいい。
鍾乳洞のように、ゆるやかに時間をかけて確実に不思議な美しさを感じさせる形へと結実していくものを、求めていこうと思うのです。
それが最終的にどんな形に成っていくのかは・・・遙か遙か未来にしか見ることができない。・・・それくらい丁寧な速度で、大切に進んでいきたい。

今、この瞬間も、世界のすべては絶え間なく変化し続けている。
何だか不思議な摂理に従って、ある秩序を持って・・・。
「無常」・・・世界のすべては変化し続けている、と
いうことだけが、唯一確かなこと。
あたりまえのことだけど・・・やっぱり偉大なこと。

眠れない夜、心は遠く飛ぶ。
距離を超え、時間を超え、私の命を越えて、5000年後の未来を夢みて・・・。

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comment

沖縄の玉泉洞に過去3回くらい行きましたが、圧巻でした。外は暑いのに中はとてもひんやり。神秘でしたね。。。
自然とは時に荒々しく悪さもしますが、癒しの産物でもありますね。
2006/10/17 18:29 | ハンナ [ 編集 ]

ハンナさん

コメントをありがとうございます!!
沖縄・・・は、実はまだ行ったことのない、憧れの地なんです。
憧れの地の鍾乳洞・・・。行ってみたいなぁ・・・。
沖縄って、家族が集まると誰かが蛇味線を弾き、誰かが手を叩いて唄い、誰かが立ち上がって踊り・・・。まるでヒターノのフラメンコファミリーのようですね。そういうのが生活の中に根付いている環境、素晴らしいなぁと思います。
日本では、もう、沖縄ぐらいでしょうか・・・?

自然・・・私がまだ見たことのないような、人生観が大きく変わるような自然が、世界中にあるのでしょうねぇ・・・。
もっともっと色々と見てみたいです。
2006/10/17 21:12 | mar(マル) [ 編集 ]

ずーと昔の 高校生だったころ 毎月どこかの鍾乳洞にもぐっていましたが、滑落事故で救命隊に担ぎ出されて以来 観光施設のない鍾乳洞へは行っていません。
石灰水を含んだ水が重力に従って形作る鍾乳石、石柱、ストロー、石筍、カーテンなどなどは頭でも理解できるのですが、不思議な形も色々見ました。線香花火のあのぱちぱちしたそのものの形が 天井だけでなく 壁の側面から突き出ていたりして、重力なんて関係ないというのもありました。
埼玉から東京にかけての山の中は鍾乳洞がたくさんありますが、近頃は閉鎖されている所も多いようです。事故を起こす輩が多いとかで。
2006/10/18 01:22 | kinokoji [ 編集 ]

kinokojiさんへ

わぁぁ!!!ヽ( ´ ▽ ` )ノ ♪
コメント下さってどうもありがとうございます!!
kinokojiさんの写真ファンの私としてはとっても光栄です。またどうぞよろしくお願いします!!

ところで・・・。
事故を起こす輩・・・はkinokojiさんのことですね!?(笑)
発掘されて整備された観光用ではない鍾乳洞がそんな風に存在していると言うことは知りませんでした。
カーテン、石筍、ストロー・・・色々と見ました!不思議で面白かったです。花のような形や、まるで人の形だったり・・・。そこにそれぞれ名前が付けられていて(シャンデリアの間、姫かんざし、マリア像、などなど)人間の想像力をかき立てるのでしょうねぇ・・・。
線香花火!?私の頭の中に描いてあるあの形だとしたら・・・。すごいものができるのですねぇ!
一瞬にしてもろく砕けてしまいそうな・・・。
本当に、自然の造形はユニークですね。
見てみたいです。
2006/10/18 23:29 | mar(マル) [ 編集 ]









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Author:mar(マル)
☆大切なこと
「真・善・美」な道を求めて日々成長すること。

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「世界と人生を愛すること 
苦しい時にも愛すること 
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苦しみの中でも微笑を忘れないこと」
(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

☆好きなこと
・空が好き。
・本(古典・純文学系)が好き。
・きれいな音楽が好き。
・いい映画や、美術、旅行も好き。
・木に咲く花が好き。
・花の写真を撮ることが大好き。
・色々考えることが好き。
・文章を書くことも好き。

☆好きな本
・ヘッセ『デミアン』『春の嵐』
・リルケ『若き詩人への手紙』
・高村光太郎『智恵子抄』
・三浦綾子『道ありき』『氷点』『泥流地帯』『塩狩峠』
・倉田百三『出家とその弟子』
・ドストエフスキー『白痴』『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』
・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
・トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
・ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
・サンテグジュペリ『星の王子さま』
などなど。

☆好きな映画

『初恋の来た道』『ポンヌフの恋人』『ローマの休日』『アメリ』『父と暮らせば』『ノッティングヒルの恋人』『ライフイズビューティフル』『ベティーブルー』『存在の耐えられない軽さ』『嵐が丘』『LOVERS』『汚れた血』『イングリッシュペイシェント』『エトワール』『風と共に去りぬ』など

☆好きな音楽

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