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2006/11/08 (Wed) 愛についてヘッセが教えてくれたこと

ヘルマン・ヘッセ『愛することができる人は幸せだ』より引用


20061108202449.jpg


愛とは、
すべてのものにまさることであり、
すべてを理解できることであり、
どんなに苦しいときにも微笑むことができることである。
私たち自身を愛すること、
私たちの運命を愛すること、
運命が私たちに要求し、
私たちのために計画しているものに、
たとえ私たちがまだそれを見通せず、
理解できない場合でも、
みずからすすんで従うこと
・・・・私たちが目指しているのはこれです。
 ~「愛の道」より(1918年執筆)



人は恋に苦しみます。
しかし、恋に身を捧げれば捧げるほど、
恋は私たちを強くしてくれます。
 ~未公開書簡より



どんな愛もそれぞれ固有の深刻な悲劇性を持っているのですが、
それが愛することをやめる理由には決してなりません。
 ~『書簡全集』第一巻(1973年)より



愛は乞うてはなりません。
要求してもいけません。
愛は、
自分自身の心の中で確信するに至るまでの力を持たなくてはなりません。
そうすればもう、
愛は相手に引き寄せられるものではなく、
相手を引きつけるものとなるのです。
 
『デミアン』(1919年)より


愛というものは、不思議なものである。
愛は、どんな教養も、どんな知性も、どんな批評もできないことができるのである。
愛はどんなにかけ離れたものをも結びつけるし、
最古のものと最新のものをも併置させる。
愛は一切のものを自己の中心に結びつけることによって、時間を克服する。
愛だけは人間にとって確実な支えとなる。
愛だけが、正当性を主張しないがゆえに、正当性をもつ。
 ~断章26「文学における表現主義」(一九一八年)より




「愛の歌」

ぼくはシカで きみはノロジカ
きみは小鳥で ぼくは樹木
きみは太陽で ぼくは雪
きみは真昼で ぼくは夢

夜 ぼくの眠っている口から
金色の小鳥がきみのところへ飛んで行く
その声は明るく その羽は美しい色をしている
その小鳥はきみに愛の歌をうたう
その小鳥はきみにぼくの歌をうたう 

 ~
(1920年作)


幸せとは愛であり、それ以外の何ものでもない。
愛することのできる者は、幸せである。
私たちの魂に、
魂自身の存在を感じとらせ、
魂が生きていることを感じとらせる魂の働きは、
どれもすべて愛である。
幸せである者とは、たくさん愛することのできる者である。
・・・愛は所有することを求めない。
愛はただ、愛することだけを望む。
 ~『マルティーンの日記から』(1918年執筆)より


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comment

ご無沙汰しています。でにろうです。
愛を語るヘッセの言葉は素敵ですね。
中でもデミアンからの一節は私の脳に浸み込みました。
読んだ瞬間、「愛」という言葉に「家族愛」「親子愛」という解釈を勝手につけ加えて納得していました。 こんな解釈ダメですかねえ?
2006/11/09 00:20 | でにろう [ 編集 ]

でにろうさん

お久しぶりです、お帰りなさい!!
コメントいただいてとっても嬉しいです!!

ねね、ヘッセの言葉は素敵ですよねぇ!!そう言ってくださって嬉しいです。
今、これらがとても胸に響いてきます。
「愛」は、もちろん、大きなものですから、ヘッセも男女間の恋愛に限って考えてはいないでしょうねぇ・・・。
といいつつ、今の私は、主に恋愛を頭に置いてこの言葉をここに書いたのですが・・・(笑)。
でも、家族の顔を思い浮かべていらっしゃる、優しいでにろうさんを思うと、「にっこり~」としてしまいます。
ヘッセの愛は「与える愛こそ幸福」という考えですから、キリストの愛にも通じるかもしれませんね。

ところで。
私はなぜか今、ここにあげた詩の
「ぼくはシカで きみはノロジカ」
という一節が、妙にツボにはまってキュンとしています。変ですね。(笑)
2006/11/10 11:46 | mar(マル) [ 編集 ]









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表現主義について
表現主義 表現主義(ひょうげんしゅぎ)または表現派(ひょうげんは)とは、様々な芸術分野(絵画、文学、映像、建築など)において、一般に、感情を作品中に反映させ、現実をねじまげて表現する傾向のことを指す。また、この語は、感情の中でも特に不安や葛藤などをあらわ //デザインの杜 2007/03/11 00:42

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Author:mar(マル)
☆大切なこと
「真・善・美」な道を求めて日々成長すること。

☆好きな言葉
「世界と人生を愛すること 
苦しい時にも愛すること 
太陽の光を感謝して受け取ること 
苦しみの中でも微笑を忘れないこと」
(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

☆好きなこと
・空が好き。
・本(古典・純文学系)が好き。
・きれいな音楽が好き。
・いい映画や、美術、旅行も好き。
・木に咲く花が好き。
・花の写真を撮ることが大好き。
・色々考えることが好き。
・文章を書くことも好き。

☆好きな本
・ヘッセ『デミアン』『春の嵐』
・リルケ『若き詩人への手紙』
・高村光太郎『智恵子抄』
・三浦綾子『道ありき』『氷点』『泥流地帯』『塩狩峠』
・倉田百三『出家とその弟子』
・ドストエフスキー『白痴』『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』
・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
・トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
・ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
・サンテグジュペリ『星の王子さま』
などなど。

☆好きな映画

『初恋の来た道』『ポンヌフの恋人』『ローマの休日』『アメリ』『父と暮らせば』『ノッティングヒルの恋人』『ライフイズビューティフル』『ベティーブルー』『存在の耐えられない軽さ』『嵐が丘』『LOVERS』『汚れた血』『イングリッシュペイシェント』『エトワール』『風と共に去りぬ』など

☆好きな音楽

・グレン・グールドの弾くバッハ(特に『ゴールドベルク』)
・マドレデウス

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