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2007/01/04 (Thu) 自己実現的な人間

友人がブログで心理学者マズロー(アブラハム・H・マスロー1908 - 1970)の事を書いていた。・・・私にとっても、かねてから興味のあったテーマなので、便乗(!)して忘れないうちにここにメモしておきたい。メモ・メモ~♪
(固い話になりますがごめんなさい。)

欲求階層説

マズローは、人間の欲求は階層になっており、人間は基本的欲求から順に満たして、階段を上がるように順に一段階ずつ上の欲求階層に上がっていく、という「欲求階層説」をとなえた。

1,「生理的欲求」…まずは最も基本的な、食事、睡眠などの衣食住に関する生きる上での根元的な欲求。
2,「安全欲求」…文字通り。
3,「愛と所属の欲求」…集団への帰属、他者との親和を求める。
4,「承認と尊敬の欲求」…集団から価値ある存在と認められ,尊敬されることを求める認知欲求。
5,「自己実現欲求」…上記の四つの欲求がすべて満たされてから、人間は自分自身をより成長させようという「自己実現欲求」によって行動するようになる。
マズローは、下層の欲求を満たした上でこそ、そこから離れて自由に人間的に創造的に生きようとすることができると考え、この「自己実現」を求める生き方こそが人間的な生き方だとした。

そしてさらに、自己実現を充分になしえた果てには、「自己超越」ができる、と考えた。
今までの、あるいは現状の自分自身を超えたいという欲求。自分を超えて、人を幸せにしたいという欲求。

(ただ、ここに大きな問題がある。下層の欲求が満たされない限り、「自己実現」的な生き方ができないのだとしたら、貧困などにあえぎ食欲などの最下層の「生理的欲求」ですら満たせない環境にある国では自己実現的な人間がいない、ということになってしまう。でも、そうとは言いきれない。・・・ので、鵜呑みにはできない。)

●自己実現的な人間像

マズローが最も人間らしい生き方だとした「自己実現的な人間像」は、以下の通り。

1,現実をありのままに認知する。
2,自己受容し、他人や自然も受容する。
3,自発性を持つ。
4,仕事に熱中する。
5,独立を求める。
6,自律的である。
7,斬新な鑑賞眼を持っている。
8,至高体験(生命力あふれ、人生の意味が開ける神秘的で圧倒的な恍惚感)を持つ。
9,社会に対する関心を持つ。
10,親密な人間関係が結べる。
11,民主的な性格を持つ。
12,目標を達成する経過自体を楽しむ。
13,敵意のないユーモア感覚がある。
14,創造的である。
15,慣習よりも自分の内面に従う。

なんだか、かなり面白い。
そしてとっても魅力的!!
こんな人がいたら、ぜひぜひぜひぜひお友達になりたい♪
できたらこんな人になりたい………。

●自己実現欲求の目標になる徳目


・意味
・自己充実
・無礙
(「むげ」=妨げのないこと。何ものにもとらわれないこと。)
・楽しみ
・豊富
・単純
・秩序
・正義
・完成
・必然
・完全
・個性
・躍動
・・・そして、これらの頂点に来るのは、私の生きる上での目標であり最も好きな言葉。
「真・善・美」
の三文字。

う~ん、まぶしいほどに素敵な言葉ばかり!!

●簡単な私の感想&意見

マズローの説はすべてをそのまま鵜呑みにすることはできなくても、多くを教えてくれるし、なるほどと思わせてくれることがたくさんある。
「自己実現」という言葉自体、私にとってはとても魅力的に響くし、彼の言った「自己実現的な人間像」や、「自己実現の目標となる徳目」には、人間として目指すべき姿が確かに上げられているなぁと感じる。

「自己実現」を求めて生きる人間にとって、究極に目指す徳目が「真・善・美」だという説を読み、やっぱりそうなんだなぁと、嬉しい気持ち。
これを最高の徳目に置く人だから、このマズローの言うことに惹かれるのかも。
私は、あらゆる芸術の価値やものごとの判断の基準を、「真善美であるかどうか」という視点で考えることがある。 私にとっては、「真善美」であるかどうか、というのはとても大切なこと。
私のたましいにとっては北極星のようなもの。
(もともと、どこでこの言葉と出会ったのだったかなぁ。プラトンの『饗宴』という本だったかなぁ。記憶は定かではないけれど、でも、今の私にとってとても大切な言葉。)

でも、なかなか「自己実現」的には行かない、真善美にはほど遠い、醜く不完全な自分や世界を、見つめざるを得ない時に、さまざまな苦しみが生まれるのだけれど・・・。
でも、はじめから完全だったらむしろつまらないかもしれない。

真剣な葛藤があるからこそ、次第に自分を磨いていくことができる。
悩み苦しんで生きることによって、人の心の痛みに対する想像力が生まれる。
様々な経験を重ねることによって、そこから学ぶことができる。
人間は不完全だからこそ、まだまだ成長するチャンスがあるということ。

マズローは、「自己実現」は非常に高度な段階であり、若者ではまだなしえない、と言う。
さらに彼は「完全な人間はいない」と言う。
それはそうだろうなぁ……。
まだまだ、私も、不完全で良いんだ。
「自己実現」を目指して生きている道の途中…それで充分。
不完全な人間が何を目指して生きるべきか、といえば、「より自己実現的な人間であること」。
日々精一杯、向上しようとあがきながら、より高い地点を目指して生きる…ということが大切なのだと、あらためて思った。

そしてやはり魅力的なのは「自己超越」!
これはもう、ブッダやイエスなどの段階かもしれない。
マザー・テレサもそう。
自分自身のちっぽけな自我を超越し、「真善美」で「愛」のある存在……。

いつかは、自己実現へと辿り着くだろうか。
そして、その果てには自己を超越し、真に愛することのできる人間になれるかなぁ。

むむむ・・・。

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comment

『怒り』って、、どうでしょう?

僕の感じる『自己実現的な人間』って、いつも何かに怒っている人ってイメージがあります。
2007/01/05 20:23 | あきとし [ 編集 ]

あきとしさんへ

「怒り」ですか。
へえええ~。
何だか面白い(笑)!!

「正義」とかに主眼を置くと、もしかすると不正に対して怒ることも自己実現の一つの手段と言えるかもしれないねぇ・・・。

でも、私の中では、「自己実現的な人」というのは、穏やかで落ち着いて充分に成熟した完成された人・・・というイメージです、が。
どうでしょう・・・。

などと、色々考えるのも面白いよねぇ。

2007/01/05 22:33 | mar(マル) [ 編集 ]









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Author:mar(マル)
☆大切なこと
「真・善・美」な道を求めて日々成長すること。

☆好きな言葉
「世界と人生を愛すること 
苦しい時にも愛すること 
太陽の光を感謝して受け取ること 
苦しみの中でも微笑を忘れないこと」
(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

☆好きなこと
・空が好き。
・本(古典・純文学系)が好き。
・きれいな音楽が好き。
・いい映画や、美術、旅行も好き。
・木に咲く花が好き。
・花の写真を撮ることが大好き。
・色々考えることが好き。
・文章を書くことも好き。

☆好きな本
・ヘッセ『デミアン』『春の嵐』
・リルケ『若き詩人への手紙』
・高村光太郎『智恵子抄』
・三浦綾子『道ありき』『氷点』『泥流地帯』『塩狩峠』
・倉田百三『出家とその弟子』
・ドストエフスキー『白痴』『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』
・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
・トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
・ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
・サンテグジュペリ『星の王子さま』
などなど。

☆好きな映画

『初恋の来た道』『ポンヌフの恋人』『ローマの休日』『アメリ』『父と暮らせば』『ノッティングヒルの恋人』『ライフイズビューティフル』『ベティーブルー』『存在の耐えられない軽さ』『嵐が丘』『LOVERS』『汚れた血』『イングリッシュペイシェント』『エトワール』『風と共に去りぬ』など

☆好きな音楽

・グレン・グールドの弾くバッハ(特に『ゴールドベルク』)
・マドレデウス

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