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2007/03/12 (Mon) 「フラメンコ曽根崎心中」堺公演

「フラメンコ曽根崎心中」堺公演 無事終了

2007年3月10日(土)開演14:00~
国際障害者交流センター(ビッグ・アイ) http://www.big-i.jp/index.htmlにて

★天国を渡ってゆく

私たちの35回目の「曽根崎」の会場は、舞踊団のKMの故郷である大阪・堺。
阿木・宇崎ご夫妻と、事務所の方々、鍵田・佐藤先生、土佐琵琶の黒田月水さん、舞踊団…。
旅の「曽根崎」一座一同、羽田より飛行機に乗り込み、一路堺へ。

飛行機の窓から見える世界はまるで天国。
広がる白い雲の上、どこまでも澄んだ青空の中を、ゆく。
世界は美しく、光に満ちている。
頭を雲の上に出し・・・ているのは、もちろん日本一の山・富士山。
雲の上から間近に富士山を見るのは初めての体験。
雪をかぶる山肌が鮮明に見え、美しきかな、美しきかな。
「ワァ…!きれい!」と思わず感動の声を上げ、みんなで顔を見合わせニッコリ。
美しい雲の上・青空の中を、富士山を眺めながら飛ぶ。
そんな景観の美しさすら私たちへの祝福のように感じられてくる。

★心の結集

会場に着けば、おなじみの頼もしいスタッフの方々。
舞台監督の青木さん、照明の井上さん、美術の江頭さん、音響の有沢さん、衣装のれん子さんにチャコット衣装部・ミコピン姉さん、ばんちゃん・・・ほかにもたくさんたくさんの方々。
「曽根崎」に心を尽くすみんなの力が結集し、ホールに充満していく。

堺に住む、舞踊団のKMのご両親が、みんなへの差し入れをしに来てくださった。
KMは高校生の頃から両親と離れて住んできたので、ご両親が体調を崩されたりなさったときにはすぐに戻れない東京にいてずいぶんと心配で辛い思いをしてきたと思う。
今回、彼女のふるさとで公演できて本当に嬉しい。
娘の晴れ姿、きっと喜んで見て下さることだろう。
たくさんの人の優しい心に見守られながらいつも踊っていることをあらためて思う。
(美味しい蜜柑と豚まん、ごちそうさまでした!!)

あわただしく衣装を出しハンガーにかけ、稽古着に着替え、ストレッチ、そして舞台を見に行く。
自分の駆け抜ける通り道や、舞台そでに作ってくれている衣装の早替えスペースを確認。
そして、場当たり。
自分の立ち位置や群舞で並ぶ列をどこに作るか、丁寧に確認しながら進めていく。
今回の舞台は横に長く奥行きが浅い。
何度公演を重ねても、そのつど、一期一会の舞台の繰り返し。
確認しなくてはならないことは多い。
アッという間に時間が過ぎてゆく。

★そして幕が開く

朝6時半に起き、7時に朝食。
楽屋には9時まで入れないのに、衣装を着用しての通しのリハーサルは9時半から。
とにかく部屋で髪を結い、メイクをできるところまでしておく。
9時半から通しのリハーサル。

そして14時から、本番。

…大きな温かい拍手の中、無事に終えることができました。
本当にありがとうございました。

★バリアフリー「曽根崎心中」

今回の公演の会場は、国際障害者交流センターのホール。
1200席のところに、7000人近い応募があったそうだ。
(それならみんなに見ていただけるよう、5回公演したかった~!応募したのに抽選に漏れてしまったみなさん、ごめんなさい。またいつか見ていただけますように・・・。)
お客さんの中には、車いすの方、視覚障害の方、聴覚障害の方、などがたくさんいらした。
「曽根崎」史上初めて、電光の字幕や、イヤホンの音声ガイドがついたのだ。
そして、曽根崎史上初めて、盲導犬が舞台を見てくれた!!
それらのことが、なぜだかとてもとても嬉しくてたまらなかった。

そして…。
私の愛するスペシャルゲストが来てくれた!!
静岡県湖西市から、わざわざ新幹線に乗って…!
それは、小百合ちゃんと、その姉・きみちゃんとその子供マボの3人。
以前、ヒロ君先生が学生時代ボランティアをしていたことが縁となり湖西で知的障害を持つ子供たちとフラメンコの公演をさせてもらったことがあった。
その時から仲良しになって、今ではすっかり私の人生に無くてはならない大切な友。

*小百合ちゃんについてはこちらに書きました…。

1,出逢いとなったエイブル・アートの公演
 
http://luna-y-sol.spaces.live.com/Blog/cns!143A9F9C48AC9CF6!1558.entry
2,小百合ちゃんに会いに行った湖西への旅
 
http://lunasolmilcoco.blog68.fc2.com/blog-entry-27.html
3,小百合ちゃんたちと東京で行ったフラメンコの公演
 
http://lunasolmilcoco.blog68.fc2.com/blog-entry-36.html
4,小百合ちゃんたちと飛騨高山への旅
 
http://lunasolmilcoco.blog68.fc2.com/blog-entry-76.html

舞台で最後にお辞儀をしたときに、顔を上げると、すぐ目のまえに赤い服を着た小百合ちゃんがいて、涙を拭きながら私たちを見つめてくれていた。
きみちゃんとマボが最高の笑顔で両手を上にあげて拍手をしてくれていた。
それを見ていたら涙が込み上げてきた。
大好きな3人に会えて本当に本当に嬉しかった。

九平次が、カーテンコールで
「みんなに・会えて・嬉し~~~~い!」
と、手話で挨拶。
拍手喝采を浴びていた。

目の見えない人にも、耳の聞こえない人にも、「曽根崎」は届いた。
そのことが、ひたすら嬉しかった。

★帰りに

帰りの飛行機は、夜の闇の中をゆく。
往きの飛行機の中で見た、白い雲と青い空の天国のような風景を見られないことを残念に思いながら、窓の外のぬばたまの夜を見つめていた。
すると、東京に近づくにしたがって、窓の外がキラキラ…としだす。
「宝石をちりばめた」という言葉がぴったりの、見たこともないような美しい夜景がきらめいていた。
白い光。
オレンジの光。
キラキラ、キラキラ…と。
黒い布に無数のダイヤモンドやルビーをばらまいたみたい。
「ワァ…!きれい!!」
往きと同じく、思わず感動の声が漏れる。
神様は、帰路にもご褒美も忘れずに用意してくださっていた。

★おまけ・今後の「曽根崎」

見に来て下さった方、応援して下さった方、ありがとうございました。
今後の予定をお知らせします。
お近くにお住まいの方は、どうぞ見にいらして下さいね!

*2007年5月19日(土)20日(日) 熊本公演
・会場  熊本県山鹿市・八千代座(国指定・重要文化財の芝居小屋)
・日時  2007年5月19日(土)・20日(日)
・開演14:00(開場13:00)
・お問い合わせ  Tel: 0968-43-7853 公演実行委員会まで
 詳しくはこちら  
http://www.yachiyoza.com/

*2007年7月15日(日)福井公演(生演奏!!)
・会場 福井 フェニックスプラザ
・開演 14時~・19時~ (2回公演)

*2007年7月20日(金)茨城県水戸市(生演奏!!)
・会場 茨城県民ホール
・開演 19時~ 

(東京での公演は今年、来年は無い予定です。)

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comment

はじめまして。ミクシィの足あとから参りました。
スタッフの方だったのですね!
あの、美しい群舞の中におられたのですね。
どなたかミクシィにおられたらなあと思いつつ
探しようもなく。。。
お訪ねくださって、こころから感謝します。
たくさんの人の中から
よく、曽根崎について書いた
わたしの日記を見つけられましたねえ。
感動です。
あれだけ少人数で踊っておられたとは
想像もしませんでした。
非常に濃いお仕事をなさったのでしょうね。
ため息が出ます。
おこころ、舞台からの体温
しっかりと、受け取らせていただきました。
余波は、続いています。
いつまでも、この余韻を大切に
しっかりと、毎日を大切に生きて行こうと思います。
こころから両腕いっぱいの愛を込めて。
2007/03/13 16:45 | みるく [ 編集 ]

堺公演は大成功だったようですね。

東京では当分ないようですが、
近場で見る機会があったら、ぜひ舞台を拝見したいと思います。
2007/03/13 17:35 | ♪あし♪ [ 編集 ]

じつはひとつだけ
ひとつだけ舞台に
違和感があったことがあって。。。。

素人意見で申し訳ないのですが

道行場面の鍵田さんの靴
ヌードカラーだったら
どれほど色っぽいことだろうかと思いました。。。

失礼しました。

公演が終わり、五日目
ようやく
自分の中で消化吸収が始まったようです。
まだ言葉にはなりませんが
人生、大きく変えられそうです。
ありがとうございました。
これからも
各地に感動を運んでくださいませ。。。。
2007/03/15 09:10 | みるく [ 編集 ]

お久しぶりです。
公演の成功おめでとうございます。
堺なら見にいけるかと思ったのですが、どう考えても娘が邪魔になりまして、あきらめました。
この後の日程もハードですねえ。
体調不良、怪我などに見舞われませんよう、ご自愛下さい。
2007/03/15 16:17 | でにろう [ 編集 ]

みるくさん

ようこそお越し下さいました!大歓迎です。
そして、あたたかいメッセージをありがとうございました。

心と舞台からの体温を受け取っていただけたと、そのお言葉が何よりもの喜びです。
私たちも、客席からの温かい心をたくさんいただき、本当に感謝しています。あの拍手の中にいてくださったのですね。楽しんでいただけたようで嬉しく思います。
今回は初の試みとして、バリアフリーで「曽根崎」を上演できたことを、嬉しく誇らしく思っています。こういう機会が広がっていけばいいなぁ…と。

みるくさん、実は私たちのあいだで話題のお名前でした。
楽屋に、「みるくさん」からの、九平次あてのかわいらしい春の花が届いて、みんなで交互に見に行きました。
飛行機の中でも、お花は存在感を発揮していました。
あわただしい楽屋に、優しい色のお花があったことで、ホッとそこだけ明るくなったようでしたよ。
私たちまでその恩恵にあずからせていただき、ありがとうございました。

お初の靴………そうですね。確かに。フラメンコシューズだけは、和風の舞台の中で違和感を感じさせてしまっているかもしれませんね。
文楽の人形はどうなっているのでしょうね。気になりますね。
ご指摘ありがとうございます。

それでは、またいつか舞台を見ていただける日を楽しみにしていますね♪
お身体にお気をつけて、お元気でお過ごし下さいね。
2007/03/16 14:16 | mar(マル) [ 編集 ]

♪あし♪さんへ

コメントをありがとうございます。おかげさまで無事に終了しました。
この舞台は近松門左衛門の「曽根崎心中」をフラメンコで表現した作品です。
近松の原作にかなり忠実に阿木耀子さんが歌詞を書いてくださいました。「この世の名残 夜も名残…」かの有名な名文が、そのまま生きています。
♪あし♪さんにも、日本的情念とフラメンコの持つ死生観がうまくマッチしたこの舞台、きっと楽しんでいただけると思います。近くで公演するようなときは、またこの場でお知らせさせていただきたいと思っていますので、どうぞ見にいらして下さいね。
2007/03/16 14:22 | mar(マル) [ 編集 ]

でにろうさんへ

コメントありがとうございます!!
とっても嬉しいです♪

忙しさにかまけてすっかりごぶさたしてしまってごめんなさい。先日は、ハッピーファミリーにお目にかかれなくて本当に残念でした。次の機会もぜひ声をかけて下さいね~。楽しみに楽しみにしています。

いつかでにろうさんのおうちの近くで公演したいです!!
今月は舞台ラッシュですが、何とか頑張っていきますので、心の片隅でときどき覚えて応援して下さったらうれしいです♪
これからもどうぞよろしくお願いします!
2007/03/16 14:26 | mar(マル) [ 編集 ]

こちらこそ。。。。
春の花のような、あたたかなコメントをいただきました。
いつまでも舞台の余波が押し返し
ため息のすべてが火になりそうな想いでしたが
コメント拝見して
とても嬉しかったです。

みなさまのこころに
ひととき、みるくの居場所を与えていただけた
なんと、しあわせなことでしょう。

これで日常に戻れます。

ありがとうございました。


道行の靴ですが。
何もかも振り捨てて死に行く人が
ちゃんと靴を履いているのが
おや?となったのではないかと思うのです。
もしも、ヌードカラーならば
はだしで駆けていくひたむきさが更に際立つ気がして。。
でも、ヌードカラーの靴を実際みたわけでもないので
なんとも言えないのですけどね。 笑

生意気言いました。。。

今日のご成功お祈りしています。
2007/03/17 14:25 | みるく [ 編集 ]

みるくさんへ

九平次は実は「どこに行っても熱いファンがいるんだね~♪」と、みんなにちょっとからかわれて、照れくさそうでしたが、大切そうに嬉しそうに、お花を抱っこして帰りましたよ。
みるくさんのお花は、桜、そして菜の花が入っていたように記憶しています。春そのもの、温かく優しい雰囲気のお花でした。こうしてコメントを拝見するにつれ、みるくさんのお書きになる文章そのものとぴったりイメージが一致するように感じています。

舞台も、お心に残る舞台となれたようで、そうして受けとめて下さる方がいるから踊り続けられるのだと、改めて感謝しています。
こちらこそ、心から、ありがとうございました。

みるくさんのお言葉を拝見し、衣装のことを考えていたのですが。
それまで赤い服を着ていたお初の、死に向かうためにわざわざ着替えてきた白い装束(近松の原作でもそうなっています。)は…もしかすると、経帷子であると同時に、花嫁衣装なのかもしれない…と。
心中…死ぬことによって愛を成就させようとする二人。
その二人の姿に痛ましさと同時に、一抹のまぶしさ…愛の純粋さへのうらやましさを感じます。
2007/03/18 16:38 | mar(マル) [ 編集 ]









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Author:mar(マル)
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「真・善・美」な道を求めて日々成長すること。

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(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

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・空が好き。
・本(古典・純文学系)が好き。
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・リルケ『若き詩人への手紙』
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・ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
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などなど。

☆好きな映画

『初恋の来た道』『ポンヌフの恋人』『ローマの休日』『アメリ』『父と暮らせば』『ノッティングヒルの恋人』『ライフイズビューティフル』『ベティーブルー』『存在の耐えられない軽さ』『嵐が丘』『LOVERS』『汚れた血』『イングリッシュペイシェント』『エトワール』『風と共に去りぬ』など

☆好きな音楽

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・マドレデウス

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