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2007/03/21 (Wed) 「華麗」VS「ウルルン」
めったにテレビを見ない私・・・。
というのも、たいてい毎晩レッスンに行っていて、連続ドラマなどを見ることが非常に困難なため。(帰ってくると、ちょうど「オーラの泉」の半分くらいから見ることができるような時間。)

でも、最近は、キムタク主演の財閥一家のドロドロ愛憎劇「華麗なる一族」を見ていた。
以前、同じ山崎豊子原作の「白い巨塔」が見応えがあり面白かったので・・・。
発表会などで多忙を極め、今朝、やっと最終回のビデオを見た。
(それにしてもテレビは録画してCMを飛ばしながら見るに限る。貴重な人生の時間を短縮。)

うう~~~~。(/-\*)
あんな最終回だったなんて~~~~~!!
泣きながら見た。
ただ父に愛されたいと願いつつ、それが叶わず、自己の存在が消えることが唯一の道だと信じ、丹波の山奥で雪にまみれ猟銃自殺を図った鉄平(キムタク)が痛ましかった。
自分の子ではないから愛せないという父の狭量さに腹が立った。
雪山のシーンが、すごく荘厳で雄大で、雪を孕んだ風の強さが肌に突き刺さるように感じた。
(それにしてもキムタク、あんな雪の中に長時間いたの!?スゴイ・・・。)
「ワガママで卑怯な方法を選ぶことを許して欲しい。」
という遺書。
・・・私はなにがなんでも、生きて夢を叶えて欲しかった。
鉄平は、あんな風に死んではいけなかった。
「僕はどうして・・・明日の太陽を見ないんだろう。」
という最後の一言が、大きな絶望の闇として心に響いて残る、後味の悪い終わり方だった。

そして・・・。
母がきっと録画停止をし忘れたビデオには、続けて意図せずに偶然「世界ウルルン滞在記」が録画されていた。
そこでは、「戦場から来た子供たちに、東ちづるが出会った。」ということで、ドイツの国際平和村のことが取り上げられていた。

<ドイツ国際平和村>
第2次世界大戦以降、武器を使った紛争は世界中で190も起きており、その4分の3は 国内紛争だと言います。今日も世界のどこかで尊い命が危険にさらされているのです。紛争地域や危機に瀕した地域の子どもたちを支援するために設立されたのが、ドイツ北部、オーバーハウゼン市にあるドイツ国際平和村です。1967年に作られたドイツ国際平和村は、紛争などで傷つき、母国で治療することが困難な子どもたちや病気になった子ども たちを、ドイツに運び、治療し、母国に帰すという活動を行っています。手術後子供たちは、リハビリをしながら年齢や国籍の違う子供たちと一緒に平和村の施設で過ごします。平和村の運営は、そのほとんどが寄付金で賄われています。女優・東ちづるさんが最初に平和村を訪れたのは、1999年6月。以来、番組を超えて平和村の子供たちとかかわり続ける東さん。今回のウルルンは、そんな東さんと平和村の子供たちとの8年間です。
(「世界ウルルン滞在記」HP
http://www.ururun.com/より引用)

銃で目を撃ち抜かれた子、爆撃の熱で手をなくした子、まだ足に何発もの銃弾を抱えたままの子・・・。怪我を治し帰国しても、帰国先の母国はまだ戦場であり、親きょうだいを亡くした子も多い。
彼らの姿を見るにつれ、その現実の重みに打ちのめされた。
傷つけられながら、泣きながら、親のいない見知らぬ外国に連れてこられ、それでも必死に生きようとする子どもたち・・・。
こんなとき、踊りも仕事も投げ出し飛んでいって彼らのために働きたい!という衝動に駆られる。(この気持ちを忘れないうちに募金しよう・・・。)
やけどをした顔で、つぶされた顔で、それでも輝く笑顔を見せてくれたドイツ平和村の子供たち。今も、親との別離に耐え、辛い治療に耐え、明日の太陽を待ちながら、一生懸命生きている。

その笑顔を見ながら、個人的な苦しみの果てに、妻子を残して「ワガママで卑怯な方法を選ぶことを許して欲しい。」と猟銃で自殺した鉄平(キムタク)は、絶対に死んではいけなかったよなぁ・・・と、ますます思った。鉄平が魅力的な人格として描かれていたからこそ、死へと逃げずに、生きて生き抜いて、何かを成し遂げて欲しかった。
生きてさえいれば、朝になれば必ず太陽が昇るのだから・・・。

ドイツ平和村で現在も続いている現実の重み、生きようとする人間の必死な生命の輝きの前には、華麗なる財閥ファミリーの愛憎劇は完敗だった。
(まぁでも、とても力のこもった見応えのあるドラマだったことは確か。キムタクは、やっぱりかっこいいなぁ・・・。)

それにしても、TBS、どうなの、この番組の並べ方は・・・。
華麗な涙はすっかり乾き、ドイツのことで心がいっぱいになってしまったよ、私は。

▼ドイツ国際平和村への募金先は、以下の通りです。

三菱東京UFJ銀行 本店 普通口座
口座番号:0152887    
口座名: ドイツ平和村 または Aktion Friedensdorf e.V.
※通常の振り込み手数料が掛かります。

▼平和村のホームページアドレスは以下の通りです。
  
URL:www.friedensdorf.de
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comment

同じものを見ておりました。華麗のあとにウルルンで・・・なんか重かったです。
2007/03/21 21:12 | ハンナ [ 編集 ]

私も連ドラは見れないタチですが、華麗は妻に引きずられて見ました。
エンディングの後味が悪かったという点では同感です。
妻とは「死んだらあかんよなあ、家族残して」という事で一致を見ました。
2007/03/21 23:35 | でにろう [ 編集 ]

ハンナさんへ

TBSは「華麗」にものすごく(お金も力も)かけていたと思うのですが、あの並びはよくなかったんじゃないかなぁと余計なことを考えます。
どっちも感動、でも、一生懸命生きようとする子供たちの命の輝きにまさる感動は無いかも知れませんね。
2007/03/22 11:34 | mar(マル) [ 編集 ]

でにろうさんへ

おお!!でにろうさんも見ていたんですね~!!
「氷点」のように、昏睡状態の主人公が目覚めてあらたな命を歩み出す・・・という終わりだったらどんなによかったかと、勝手に思います。
というより・・・あのキムタクの演じた鉄平が、妻子を残し仕事もやりかけで、自殺するかなぁ?鉄平がそれまで魅力的だったからこそそこに違和感を感じました。
2007/03/22 11:36 | mar(マル) [ 編集 ]

私もこのドラマは強い思い入れがあって毎週ビデオに撮って見てました。(日曜の夜はレッスンなので、ウルルンは見ていない・・・。)

「華麗・・」は昭和48年に書かれたとは思えないほどリアルで、現代とカブる部分は多いと思う。
つまり、いつの世も人間は欲望と野望の為に時に他人を傷つけてしまう愚かな生き物であり、或いは大きな希望を持って生きるも夢破れて時に我を見失ってしまう弱い生き物であるという事。
悲しいけれど誰もがほんの少しでも秘めている部分だと思う。

確かに鉄平は死を選ぶべきではなかった。
生きて、辛くても生き抜いて道を切り開いてほしかったのに、山崎豊子さんはそこまで理想的な人間として彼を描く事はしなかったのね。
そこがリアルなんだなぁ。

しかし、つくづく自分はあまのじゃくな性格なんだと自ら呆れてしまうのだけれど、どんなに心が豊かで温かい人だとしても、すばらしい信念を持った強い人だとしても、どこかにそんな弱くて汚い部分を持っているからこそ人間らしくておもしろいんだと思ってしまうの。
それも含めて愛すべき人間なのだと思っちゃう。

でもなぜmarさんはそこまで清らかに純粋に「真善美」を求め続ける事ができるんだろう?
会った事もないのに失礼かもしれませんが、単純に不思議に感じてしまいました。

・・・急に我に返ってしまいましたが、
ここ何年、真の優しさとは何か、心の強さとは何かを考えたりしてるので、かなり意味不明なコメントになってしまった。
ついmarさんの日記に吸い込まれていろんな事を書いてしまいます。
失礼があったらごめんなさい。

では明日!






2007/03/24 02:03 | yoshiko [ 編集 ]

yoshikoさんへ

なるほど~、と頷きながら、読ませていただきました!
特に、ハッとしたのは、「作者は鉄平を、そこまで理想的な人間として描くことはしなかった。」という部分。つい私は、ヒーローである鉄平に、理想的な人間を求めて見てしまっていたんだなぁと気付かされました。(「白い巨塔」の時はもちろん、誠実な医者役の江口洋介に惹かれながら見ていましたよ。わかりやすい私。笑)
彼(鉄平)もまた、欲や野望の渦巻く世界から、妻子を捨てて死へと逃げる弱い人間であった、という見方は目から鱗でした。
さすが、山崎豊子さんの小説をたくさん読んでいるyoshikoさんですね。教えてくださってありがとうございます。

人間って、そうなんだ、本当に、完璧な人なんていない、そしてみんなが少しずつ自己中心的…。
悲しいけれどそれが真実ですね。
だから、むしろそこを乗り越えているものをかいま見たときに、大きな感動があるのかもしれませんね。全人生を通して絶え間なく「真善美」であり続けられる人など決していない、いたら人間ではないですね。でも、ほんの一瞬でも、「真善美」な心が表出する瞬間がある。それこそ、どんな人でもきっと必ず。
人間はみんな、清も濁も、混沌と入り交じって、美しい人間性と醜い人間性が交互に顔を出す。一日の中で何度もそんなことが繰り返されながら、経験を重ね、何かを少しずつ学びながら生きている。
一生をかけて、だんだんと美しい部分がおもてに出ることの方が割合的に多いようになっていかれたら良いなぁ・・・なんて思います。
なるべく、できる限りの範囲で精一杯に、より良い人間であろうとする。そんな風に生きたいと願っています。
でも、実際は弱かったりワガママだったり、ずるかったり怠惰だったりする自分に辟易することの繰り返しですが………。真善美ではない自分を悲しくも感じざるを得ない日々の中で、遠くの灯台のあかりのように、その3文字がきらめいています。
「真善美」は私にとって、今は遠いけれど一生をかけて少しずつでもそちらへと近付いていきたいと願う、北極星のようなものです。道を間違えないように・・・。

私の好きな作家の、三浦綾子さんの本はお読みになったことはありますか?もしよかったら、今度ぜひ読んでみてください。
yoshikoさんには『泥流地帯』がいいかなぁ・・・。
私は、綾子さんにかなり影響をうけています。
私も、山崎豊子作品、読んでみますね。
2007/03/26 17:11 | mar(マル)   [ 編集 ]









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☆大切なこと
「真・善・美」な道を求めて日々成長すること。

☆好きな言葉
「世界と人生を愛すること 
苦しい時にも愛すること 
太陽の光を感謝して受け取ること 
苦しみの中でも微笑を忘れないこと」
(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

☆好きなこと
・空が好き。
・本(古典・純文学系)が好き。
・きれいな音楽が好き。
・いい映画や、美術、旅行も好き。
・木に咲く花が好き。
・花の写真を撮ることが大好き。
・色々考えることが好き。
・文章を書くことも好き。

☆好きな本
・ヘッセ『デミアン』『春の嵐』
・リルケ『若き詩人への手紙』
・高村光太郎『智恵子抄』
・三浦綾子『道ありき』『氷点』『泥流地帯』『塩狩峠』
・倉田百三『出家とその弟子』
・ドストエフスキー『白痴』『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』
・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
・トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
・ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
・サンテグジュペリ『星の王子さま』
などなど。

☆好きな映画

『初恋の来た道』『ポンヌフの恋人』『ローマの休日』『アメリ』『父と暮らせば』『ノッティングヒルの恋人』『ライフイズビューティフル』『ベティーブルー』『存在の耐えられない軽さ』『嵐が丘』『LOVERS』『汚れた血』『イングリッシュペイシェント』『エトワール』『風と共に去りぬ』など

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