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2006/08/22 (Tue) 映画「ノッティングヒルの恋人」
大好きな映画 「ノッティングヒルの恋人」 (1999年アメリカ)
評価:★★★★★ 

1999_NOTTING_HILL.jpg


☆私の感想

 「
見終わったあと、無条件に幸福な気持ちになれる映画」はそう多くはない。この映画は、間違いなくそんな貴重な作品の一つ。
 いわゆる「ラブ・コメ」というジャンルに分類されると思うけれど、制作者の心配りがほんの些細な部分にまでくまなく行き届き、こじんまりと温かく上質な映画になっている。
 どんなシーンも凝っていて面白く、見るものが思わず温かい気持ちで「クスッ」と笑ってしまい、その気持ちのいい笑顔をいつまでも持続できるような、そんな小さな宝物のような映画だ。

   まず、何と言ってもキャスティングが素晴らしい。ジュリア・ロバーツとヒュー・グラント、二人の持ち味を活かしたキャラクターなしにはこの映画は成り立たないだろう。これほどこの二人が魅力的に見える映画は他にない。この映画でのキラキラと輝く笑顔を見てジュリア・ロバーツが好きになった。そして、彼らをとりかこむ面々もそれぞれに個性が活かされて、忘れられない存在感を示している。

 好きなシーンはたくさんある。
・アナ(ジュリア) がウィリアム(ヒュー)の友人宅に食事に行くシーン。みんなの反応も面白いし、アナの髪型も服も笑顔も本当にきれいだ。
・「シーズンウォーク」と呼ばれるシーン。傷心のウィリアムがひとつの通りを歩いていく間に、背景の季節が、日ざしの強い夏から、落ち葉舞い雨の降る秋へ、雪降る冬へ、そして生命の再生される春へと移り変わっていく見事な場面・・・。
・アナがウィリアムの本屋にシャガールの絵を届け、「私も一人の女性なの。愛する人の前に立ち、彼に愛されたいと願っている・・・。」と、告白するシーン。
・最後の記者会見で、記者からの「イギリスでの滞在はいつまで?」という質問に、アナが「永遠に・・・。」と答え、カメラのシャッター音の中、二人の
輝く笑顔が交互に写されるシーン。
・主題歌「She」の流れる中で、結婚した二人の幸福な様子が写されるシーン。ラストは、思い出のベンチに二人居て、彼は本を読み、彼の太ももにお腹の大きなアナが頭を乗せて横たわっているシーン。etc・・・

  この映画を見ていると、「奇跡のような運命の出逢いは、もしかするとほんのすぐそばにあるのかもしれない・・・。」というおとぎ話のような出来事を信じることが出来る。結ばれるべき人とは、環境や様々な偶然を乗り越えて、いつか本当に結ばれて幸福になるのだ、と、素直に思えるのが嬉しい。
 出逢うはずのない、生きる環境のまったく違う二人。・・・そんな二人の心と心、人生と人生を結びつける、何か大きな力が存在することに感謝したくなる。
 この小さな温かい夢のような幸福な愛の物語は、私にとって「共に生きたいと願う大好きな人と、一緒に見たい映画NO.1!」だ。そして、空の一番好きな映画でもある。


hill2.jpg

主題歌 「She」 
シャルル・アズナヴール/エルビス・コステロ

彼女 忘れられない面影
僕の喜び そして悲しみ
僕の輝かしい宝物 それとも代償
まるで夏が奏でる音楽
まるで秋風の運んでくる冷たさ
一日の中でいくつもの様々な顔を見せる

彼女は美女 それとも野獣
苦しみ それとも最高の幸福
これからの日々は天国 それとも地獄
彼女は僕の夢を映し出す鏡
川面に光る天使の笑顔
心の奥の思いははかりしれない

人々に囲まれ幸せそうに微笑み
瞳には自信と誇り
涙を流す姿は誰にも見せない
手の届かなかった夢のような愛
彼女に出逢えたことを 
僕は死ぬまで忘れはしない

僕は彼女の笑顔や涙を見つめ
彼女への想いを胸に抱いて
彼女一人のためにだけ
これからの人生の日々を生きていこう

彼女こそ 僕の生きる望み
僕が生きている理由そのもの
僕の人生の意味は 彼女そのもの
彼女そのもの

notting-hill01.jpg


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以下の情報は MOVIE WALKER よりお借りしました。


ノッティングヒルの恋人
 

原題:Notting Hill   製作国:アメリカ  製作年:1999
配給:松竹=ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ配給 

スタッフ  監督: Roger Michell ロジャー・ミッチェル
      製作: Duncan Kenworthy ダンカン・ケンウォーシー
      脚本: Richard Curtis リチャード・カーティス 

キャスト(役名) Julia Roberts ジュリア・ロバーツ (Anna Scott)
          Hugh Grant ヒュー・グラント (William Thacker)
          Rhys Ifans リス・エヴァンス (Spike)
          Gina McKee ジーナ・マッキー (Bella)
          Tim Mclnnerny ティム・マキナニー (Max)
          Emma Chambers エマ・チャンバーズ (Honey)
          Hugh Bonneville ヒュー・ボネヴィル (Bernie)
          James Dreyfus ジェームズ・ドレイファス (Martin)

解説
 アメリカのスター女優としがない本屋の店主の、偶然から生まれたラブストーリー。監督はロジャー・ミッチェル。脚本は「ビーン」のリチャード・カーティス。製作は「フォー・ウェディング」のダンカン・ケンワージ。製作総指揮はリチャード・カーティス、「エリザベス」のティム・ビーバンとエリック・フェルナー。撮影は「フェアリー・テイル」のマイケル・コールター。音楽は「マイ・フレンド・メモリー」のトレヴァー・ジョーンズ。美術は「イングリッシュ・ペイシェント」のスチュアート・クレイグ。編集は「スカートの翼ひろげて」のニック・ムーア。衣裳は「スカートの翼ひろげて」のシューナ・ハーウッド。出演は「グッドナイトムーン」のジュリア・ロバーツ、「ボディ・バンク」のヒュー・グラントほか。

ストーリー
※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
 アナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)はハリウッドの大女優。そんな彼女がロンドンのノッティングヒルにある書店に足を運ぶ。店主のウィリアム(ヒュー・グラント)は突然のことにびっくり。さらに彼は買物の帰りに偶然アナとぶつかり、ジュースをかけてしまう。慌てた彼は服を乾かすよう申し出て、アナを家に招く。何とか彼女を送り出して間もなく、彼女が戻って来てウィリアムにキスをして立ち去る。夢のような時が過ぎて数日後、ウィリアムに電話があったとルームメイトのスパイク(リス・エヴァンス)から聞かされる。早速アナが宿泊しているホテルに向かい、雑誌記者と偽り部屋に入る。ウィリアムは妹の誕生日パーティーにアナを誘い、彼女も誘いに応じる。その後もデートを重ねる二人。ところがある晩二人がアナの部屋に行くと、有名俳優の恋人が彼女の帰りを待ち構えていた。彼氏の存在にショックを受けたウィリアム。そして半年後。マスコミのほとぼりが冷めるまで家に置いて欲しいとアナが突然やって来る。だがそれも同居人スパイクが口を滑らせたことでマスコミが殺到。アナは二度と会わないと言い残し、雑踏の中へ消える。一年後。アナの撮影現場を訪れたウィリアムは気持ちを伝えられない。彼女が店に来てもつれない態度を取ってしまう。それを見かねた友人たちは一丸となってウィリアムをホテルに送り届ける。記者会見場にもぐりこんだ彼は、再び記者になりすまし彼女に告白。アナもプロポーズに応え、会場は結婚会見に早代わり。二人はロンドンでゆったりと時を過ごすのだった。 


2006/08/19 (Sat) 映画「父と暮せば」

大好きな映画 「父と暮せば」(2004年・日本)
評価:★★★★★

20060818122634.jpg


20060818122646.jpg


★私の感想

この映画を初めて見たのは、昨年の夏、暑い夜のことだった。
60年前のヒロシマの夏に思いを馳せ・・・そこで、命を一瞬にして奪われた人たちのことを思った。
気付くと、涙がポタポタ、ポタポタと、あごを伝って落ちていた。
そして、最後は・・・それでも涙の中で、微笑んでいた。

この映画には、直視することが耐えがたいような残酷な映像は一切無い。
むしろ、静かに、美しく・・・清潔感のある映像が続く。
でも、その静かさの中に・・・そして、宮沢りえの涙に・・・1945年8月6日のヒロシマへの原爆投下がどれほど人間の心に重くぬぐい去ることの出来ない傷を与えたのかということを、痛いほどに感じさせられた。
亡くなった人、一人一人に、あの瞬間までかけがえのない精一杯の人生があり、愛する家族や友人がいたこと・・・。
生き残った人、一人一人に、「あの日」を生き延びたことゆえの大きな苦しみがあること・・・。
それを、自分の痛みとして感じ、実感として知った。

時間が経っても決して風化させてはいけないことがある。
もう二度と、あんな思いをする人がいてはいけない。
戦争はいけない、私は嫌だ、と、声を大にして言って言って言い続けなくてはならない。

それでも、なぜだろう。
この映画を見終えたあとには、清らかな希望が湧いてくる。
深く強い感動と共に、何度でも、何度でも、この映画を見たいと願う。
自分ひとりが生き残ったという罪悪感の中で、幸せになっていくことを自分自身に許せないでいる主人公が、最後に、愛する人との一歩を未来に向けて踏み出すことを選ぶとき。
そのラストシーンで、見る私の胸にも希望が、朝日のように昇ってくる。

宮沢りえが、初夏の朝に咲いた一輪の小さな白い花のように、清浄で美しい。
その花のような美しくすがすがしい顔が、いつまでもまぶたに焼き付いている。

そして、私の胸にも、一輪の小さな可憐な花が咲いていくのを感じる。
「私たちは、生きて、つらい時も生き延びて、希望を持って生きましょう。」と・・・・。

戦争で犠牲となり亡くなられた多くの方々のご冥福を、心よりお祈りいたします。

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以下の情報・解説は http://www.walkerplus.com/tokyo/movie/ よりお借りしました。


製作国:日本   製作年:2004 配給:パル企画
監督: 黒木和雄 クロキカズオ
キャスト
 宮沢りえ(福吉美津江)  原田芳雄(福吉竹造) 浅野忠信(木下正)

解説
 原爆投下から3年後の広島を舞台に、生き残ったことへの負い目に苦しみながら生きている娘と、そんな彼女の前に幽霊となって現れた父との心の交流を描いた人間ドラマ。監督は「美しい夏 キリシマ」の黒木和雄。井上ひさしによる同名戯曲を基に、黒木監督と池田眞也が共同で脚色。撮影監督に「Spy Sarge. スパイ・ゾルゲ」の鈴木達夫があたっている。主演は、「たそがれ清兵衛」の宮沢りえと「HARUKO ハルコ」の原田芳雄。第17回日刊スポーツ映画大賞監督賞受賞、エキプ・ド・シネマ発足30周年記念、芸術文化振興基金助成事業、文部科学省選定、厚生労働省社会保障審議会特別推薦、青少年映画審議会推薦、日本PTA全国協議会推薦、日本映画ペンクラブ特別推薦、東京都知事推奨、広島県知事推奨、長崎県知事推奨、長崎県教育映画等審議会特別推薦、日本原水爆被害者団体協議会特別推薦作品。

ストーリー
※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
1948年夏、広島。原爆によって目の前で父・竹造を亡くした美津江は、自分だけが生き残ったことに負い目を感じ、幸せになることを拒絶しながら生きている。そんな彼女の前に、竹造が幽霊となって現れた。実は、美津江が青年・木下に秘かな想いを寄せていることを知る竹造は、ふたりの恋を成就させるべく、あの手この手を使って娘の心を開かせようとするのだが、彼女は頑なにそれを拒み続けるのだった。しかし、やがて美津江は知るのである。瓦礫の下から助け出そうとする自分を、なんとしても逃がそうとした父の想いを。自分の分まで生きて、広島であったことを後世に伝えて欲しいという父の切なる願いを。こうして、美津江は生きる希望を取り戻し、それを見届けた竹造は再びあの世へと帰って行くのだった。


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プロフィール

mar(マル)

Author:mar(マル)
☆大切なこと
「真・善・美」な道を求めて日々成長すること。

☆好きな言葉
「世界と人生を愛すること 
苦しい時にも愛すること 
太陽の光を感謝して受け取ること 
苦しみの中でも微笑を忘れないこと」
(ヘルマン・ヘッセの言葉) 

☆好きなこと
・空が好き。
・本(古典・純文学系)が好き。
・きれいな音楽が好き。
・いい映画や、美術、旅行も好き。
・木に咲く花が好き。
・花の写真を撮ることが大好き。
・色々考えることが好き。
・文章を書くことも好き。

☆好きな本
・ヘッセ『デミアン』『春の嵐』
・リルケ『若き詩人への手紙』
・高村光太郎『智恵子抄』
・三浦綾子『道ありき』『氷点』『泥流地帯』『塩狩峠』
・倉田百三『出家とその弟子』
・ドストエフスキー『白痴』『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』
・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
・トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
・ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
・サンテグジュペリ『星の王子さま』
などなど。

☆好きな映画

『初恋の来た道』『ポンヌフの恋人』『ローマの休日』『アメリ』『父と暮らせば』『ノッティングヒルの恋人』『ライフイズビューティフル』『ベティーブルー』『存在の耐えられない軽さ』『嵐が丘』『LOVERS』『汚れた血』『イングリッシュペイシェント』『エトワール』『風と共に去りぬ』など

☆好きな音楽

・グレン・グールドの弾くバッハ(特に『ゴールドベルク』)
・マドレデウス

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